"足柄サービスエリア失踪事件" 第4話
林は直ちに警察に通報した。
ぶりに姿を現した証拠が、真実をらかにする鍵となった瞬だった。
は証拠を隠すが、同に真実を掘り起こす。
2002 4 、静岡警察署に未解決事件専の捜査班が編成された。
班の警部は法科学捜査の専だ。
2002 の本の科学捜査技術は、とは比べ物にならないほど歩していた。
微細な DNA 分析が実用化され、全国規模の指紋データベースも備され、デジタル鑑識システムが導入、防犯カメラも全国の施設に普及し始めていた。
警部はこの財布を科学警察研究所に送付した。
「能なすべての鑑定を実施してください」
2002 5 、鑑定結果が届いた。
財布から計つの指紋が検された。
つ目は鈴彩本の指紋。
つ目は財布を発見した清掃員・渡辺の指紋。
つ目は元の指紋、売従業員か施設関係者の能性がいもの。
つ目の指紋を確認した瞬、警部は全に鳥肌がった。
指紋の持ち主は健。京、1965 まれ、当 37 歳、貿易業務、犯罪歴なし。
なぜこの男の指紋が、彩の財布に残っているのか。
警部は健の元を調べげた。
慶應学卒業、鈴彩と同じ学だった。
警部は学の同窓会事務局に連絡を取り、2002 6 、彩の親友・田ゆいに聴取をった。
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「健先輩のことをっていますか?」
「はい、っています」
「はどのような関係でしたか?」
「サークルのの先輩です」
「は親しかったですか?」
田ゆいはしためらった、話しした。
「実は健先輩は彩のことをずっと好きでした。方な片いで、彩はずっと嫌がっていました。1988 から、何度も告を繰り返していたんです。だけど毎回断られて、最に彩はサークルを辞めてしまいました。健先輩のせいで居が悪くて、もう通えないって」
友の糸美の証言も同じ内容だった。
「健先輩は執着が異常にかった。彩がの男性と話すだけで激しく嫉妬していました」
警部はさらに健の過を掘りげた。
彩が失踪したの 1991 5 13 、彼は突然勤めていた会社を退職していた。
偶然と呼ぶには、タイミングがあまりにも自然だ。
警察は両登録記録を調査した。
1991 当、健はトヨタクラウンを所していた。
速の通記録を確認すると、1991 5 11 午 4 、名速柄インターに入、午 5 40 分に同インターを通過していた。
柄サービスエリアは、まさにその区の点に位置する。
警部は確信した。この男が犯だ。
2002 7 5 、警部は健を静岡警察署へ任同させた。
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取調に座るは代半、ったスーツを着た、見普通の会社員に見えた。
「健さん、鈴彩さんのことをっていますか?」
「はい、学の同窓です」
警部は財布の鑑定写真を差しした。
「この財布から、あなたの指紋が検されました」
の顔が瞬で青ざめた。
「1991 5 11 、あなたは名速にいましたね。の通記録が残っています」
は黙り込んだ。
「そして失踪事件の、あなたは会社を辞めました。理由は何ですか。鈴彩さんの失踪と関係がありますか?」
「いいえ、私は何もしていません」
警部にはだった。彼は嘘をついている。
証拠は決して嘘をつかない。嘘をつくのはだけだ。
2002 7 、警部はの容疑者リストを作成した。
容疑者、夫の佐藤匠。完全なアリバイが成、妻を探し続けたも自然な点がないため除。
容疑者、サービスエリア従業員。財布から指紋が検されず、当のも確認済みのため除。
容疑者、連続女性失踪事件のトラック運転・佐々清義。2000 に別の罪で役、再鑑定の結果指紋・DNA ともに致しないため除。
容疑者、学同窓の健。方に彩に執着、結婚式にに現れ、婚旅に彩に話をかけ、事件当現の速にいた。
事件に退職、決定な証拠として財布に自の指紋が残っている。
すべての状況証拠が、彼を指し示していた。