"孫が暴いた毒の食卓" 第5話
ドラマのでは、犯が計画に犯をめていた。
台所で錠剤を取りし、すり鉢のようなもので細かく砕く。末状になった薬を料理に混ぜる。相は何もらず、その事をにする。
その面を見ていた陽太が、突然声をげた。
「ジイジのと同じだ」
私の体が直した。
「ジイジと同じって、何が?」
陽太はテレビの画面を指さした。
「これだよ。ジイジも同じことやってたんだ」
「それは本当なの?」
「本当だよ。昨も台所でいっぱい潰してた」
幼い子どもが嘘をついているようには見えなかった。
私はので、これまでの来事を必にたどった。
国彦が勧めてきたサプリメント。
料理教に通い始めた期。
徐々に悪化していった体調。
20に倒れたのに、23まで救急を呼ばれなかった夜。
国彦が作った筑煮をべたの急激な発作。
医師がにした異物という言葉。
すべてが、嫌な形でつながっていく。
私はちがり、台所へ向かった。
元はふらついていたが、止まるわけにはいかなかった。蔵庫から筑煮の残りを取りし、サプリメントの瓶も袋に入れる。
陽太がそうについてきた。
「おばあちゃん、どうしたの?」
私は陽太のにしゃがみ込み、両肩にを置いた。
「陽太、今からおばあちゃんの事なお友達のところへくわ。怖がらなくていいから、をさないでね」
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陽太は真剣な顔でうなずいた。
私はかつての職、民の科学捜査研究所へ話をかけた。
現の所は、私の輩だった。退職も交流を続けており、私の仕事ぶりも、性格も、よくっている。
話で事を簡単に話すと、彼女はすぐに声を引き締めた。
「今から来られますか。すぐに確認します」
私は陽太のを握り、をた。
国彦を疑いたくはなかった。
連れ添った夫であり、陽太を緒に育ててきた族だ。
けれど、もし眠薬が検されたら。
国彦は、私のを望んでいたことになる。
私はその事実を像しただけで、元が崩れそうになった。
研究所に着くと、所が入まで迎えに来てくれた。
「お久しぶりです。急に鑑定なんて、どうしたんですか?」
私は応接に通され、陽太を隣に座らせた。そして、陽太が見た国彦のと、数にわたる体調良について話した。
話しながら、声が震えそうになるのを必に抑えた。
「例えば何らかの形で薬物が購入されているとすれば、そのは……」
所が言いかけた、私は静かに首を振った。
「分かっているわ。だからこそ、ちゃんと鑑定してほしいの」
所は私の顔を見つめ、くうなずいた。
「分かりました。病院の検査で肝臓の数値に異常があったなら、向精神薬が疑われます」
「向精神薬?」
「ええ。向精神薬は通常の血液検査では検されにくいことがあります。
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ただ、γ-GTPが異常値を示すことがあるんです」
私は唇をかんだ。
自分で向精神薬をんだ覚えはない。
しかし、国彦が療内科で眠薬を処方されていたことはっていた。
所はサプリメントの瓶と筑煮の容器を受け取った。
「すぐに鑑定を始めます」
彼女が部をていくと、陽太が私の膝に寄り添った。
「ジイジ、々怖い顔してるんだ」
「そうなの?」
「うん。僕が声をかけると、いつもの顔に戻るんだけど……もしかしたら、おばあちゃんのことを……」
陽太の目に涙が浮かんだ。
私はそのさな体を抱きしめた。
「丈夫よ。おばあちゃん、いから。それに今だって、陽太が守ってくれたわ」
そう言いながら、私自も震えていた。
しばらくして、所が戻ってきた。
には鑑定結果の類を持っている。表は険しかった。
私は子からちがろうとして、体がふらついた。
「どうだったの?」
所は私のに座り、まっすぐ目を見た。
「単刀直入に言います。まず、このサプリメントですが、はただのビタミン剤でした」
私は瞬、息を吐きかけた。
しかし所は続けた。
「ただし、表面に末状にした眠薬が付着しています」
その言葉に、私は息をのんだ。
体のの血が気にえていくようだった。
「それから、こちらの筑煮ですが……こちらからも量の眠薬が検されました」
私は声がなかった。
筑煮は、陽太もべる能性があった料理だ。