"他人と言われた娘" 第4話
夫の幸介も来る予定だったが、急な仕事で会社に呼ばれ、から来ることになった。
義実に着くと、案の定、姑は何も準備していなかった。
「ふん、遅かったね。くしないと男たちが着いちゃうよ」
姑は私とマリを見るなりそう言った。
「幸介は?」
「急な仕事で、から来ます」
「そう。じゃあ、さっさとやって」
私はく息を吸い、マリと緒に飾り付けを始めた。マリはさなでオーナメントを持ち、嬉しそうにツリーにかけていく。
「ママ、ここでいい?」
「うん、とてもいわ」
その笑顔に、私はしを癒やされた。
やがて玄関のく音がした。
「お久しぶりです、お母さん。元気にしてました?」
美さんが、きくなった2の息子を連れて入ってきた。
姑の表は瞬で変わった。
「いらっしゃい。寒かったでしょう。く入りなさい」
私たちへの態度とはまるで違った。
美さんはすぐに私たちに気づいた。
「美優さんたちも来てたのね。マリちゃん、久しぶり。きくなったね。今のおもい。ママのセンスはさすがね」
マリは嬉しそうに笑った。
美さんのこういう優しさは、昔から変わらない。
しかし姑は、そんな空気を壊すように声をげた。
「そうそう、今はクリスマスパーティーなんだから、い子どもたちにプレゼントをあげないとね」
姑は包装に包まれたプレゼントを2つ取りした。
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「はい、これはお兄ちゃんに。こっちは弟くんに」
「おばあちゃん、ありがとう」
美さんの子どもたちは礼儀正しくをげた。
姑は満げに笑った。
「やっぱりこの子たちは賢いね。ちゃんとお礼が言えるんだから」
それを見ていたマリが、おずおずと姑にづいた。
「おばあちゃん、マリのは?」
その瞬、姑の顔が鬼のように歪んだ。
「プレゼントだって?図々しい子だね。私はあんたのおばあちゃんなんかじゃないよ」
リビングの空気が凍った。
「私はあんたのおばあちゃんじゃない。学歴の嫁からまれた子なんて、うちの孫じゃないんだから」
姑の言葉に、マリは泣きした。
「ママ、マリ、悪いことしたの?」
私は娘を抱きしめた。
そのさな体の震えをじた瞬、これまで押し込めてきたりが、静かに形を持った。
「お母さん、ひどいじゃないですか。今だって、私とマリに飾り付けをさせておきながら、だなんて」
姑はで笑った。
「だろ。あんたと私は血がつながっていない。あんたが産んだ子だって、本当に幸介の子かどうか怪しいものだわ。学歴の女なんて、どんな相と関係を持っていたか分からないからね」
その瞬、美さんがい声で割って入った。
「お母さん、子どもたちのですよ」
けれど姑は反省するどころか、美さんを褒め始めた。
「さすが美さん。
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配慮の仕方が違うわね。学歴のこのとはとすっぽんよ」
姑はさらに誇らしげに言った。
「美さんなんて、私が何も言わなくても毎仕送りをくれるようになったもの。もう毎100万円くらいになるわ。本当に助かっているのよ」
その言葉に、美さんはきょとんとしていた。
私はその表を見逃さなかった。
美さんは、何もらない。
姑は何かを勘違いしている。
けれどそので言い返すより、まずマリを守る方が切だった。
私は娘の涙を拭き、美さんに向き直った。
「美さん、今は会えて嬉しかったです。本当は子どもたちと緒にパーティーを楽しみたかったのですが、そうも言っていられない状態なので、私たちは先に帰ります」
「美優さん……」
美さんは配そうに私を見た。
私はさくをげ、マリのを引いて義実をた。
ちょうどその、仕事先から向かってきた幸介と玄関で鉢わせた。
「美優?どうしたんだ。マリも泣いて……」
私はそので、今あったことをすべて話した。
姑がマリを扱いしたこと。プレゼントを与えず、学歴の嫁からまれた子だと言ったこと。さらに、私への仕送りを美さんがしていると勘違いしていたこと。
話し終えると、幸介の顔から血の気が引いていた。
私は涙をこらえながら言った。
「あなたのお母さんだからとってしてきた。
でももう限界。約束していたあれ、もうやめるわ」