"社員旅行中に自分だけ置き去り… その後、社員 26 名全員死亡" 第2話
もしかしたらバスが戻ってきてくれるかもしれないという僅かな期待を抱き、現で待することにした。
1 待ち続けたところで確信した、あのバスは度とここへ戻らない。 理尽極まりない仕打ちに、涙が溢れてきた。
どれだけ酷い目に遭っても「これが社会の厳しさだ」と自分自に言い聞かせてここまで耐えてきた。 だが財布も携帯もない状態で置きりにされたことに、今までわったことのない衝撃を受けた。
だがいつまでもここに留まるわけにはいかない。 幸いここは規模のきなサービスエリアで、常駐スタッフがいた。
「社員旅の途、貸切バスに置いてかれて財布とスマホが元にないので、話を貸していただけますか」とスタッフに頼んだ。
女性スタッフは「それは変な目に遭われましたね、どうぞこちらへ」と職員休憩へ案内してくれた。 普通なら置いていったバスが戻ってくるはずなのに、戻らない状況を見て同してくれたのだろう。 子に座らせてくれ、み物まで提供してくれた。
泣きたい気分だった。 会社に対してりの文句のつでも言いたかったが、退職も野に入れていたため、まず実へ話をかけることにした。
たまたま休暇だった姉が話にた。 「はい、もしもし?」といつもの軽い調の姉の声を聞き、し気分が楽になった。
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「あ、姉ちゃん、俺だよ。どうしたの?今社員旅にくって話しただろ?俺、今○○サービスエリアにいるんだけど、バスに置いてかれちゃった」と伝えると、姉の声が気にくなった。
「はぁ、会社のがあんたを置きりにしたの?」 「たぶんそうだ」
しの沈黙の、姉は「今すぐ迎えにくからし待ってて。絶対会社に乗り込んで文句を言ってやる、じゃあで」と話を切った。
元ヤンだった姉なので、弟の俺でも々恐ろしいとじる。 だが普段はいつも優しく接してくれる、自の姉でもある。
話と所を貸してくれた女性スタッフにお礼を伝え、の駐が見える根付きベンチに座った。
サービスエリア内は無料のがめるので助かるが、次第にお腹が空いてきた。 実からここまでで約 20 分、バスで 2 かかった所なので、姉が到着するまで同じくらいがかかるだろうと予していた。
約 1 経った頃、くからきな排気音「ボーン、ボーン、ボーン」が響いてきた。 姉の自のスープラの排気音に聞こえなくもないが、ここまで到着するにはらかにすぎる。
サービスエリアの敷内に入ってきたのは台のいスープラ、違いなく姉のだ。 駐スペースに、俺の姿を見つけた姉がって駆け寄ってきた。
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「お待たせ、迎えに来てくれてありがとう」 「いや、すぎる。スピード違反で捕まるだろ」と俺が言うと、姉は「い弟が待ってるんだから、それなりにスピードをすに決まってる。そもそも今まで捕まったことも事故を起こしたことも度もない」と話した。
その「とりあえずご飯をべよ、お腹空いてるでしょ」と誘ってくれた。 お礼を言ってで昼を摂った。
お腹いっぱいになりへ戻った、姉が「はい、これあんたの荷物だよ」と俺の着替え式が入ったカバンを渡してきた。
「何これ?」 「両親は今から旅にかけてるのってる?私で暇を持て余してるんだ。これから私と緒に旅にきなさい」 「ええー、どういうこと?」 「そういうことだ」
で聞いた話によると、姉は自の会社で休暇を取得し、ここから 30 キロほどれた旅館を予約してくれたらしい。 旅を楽しみにしていた弟が置きりにされてだから、温泉に連れてこうとったという優しい理由だった。
ちなみに姉は普段事務員として勤務しているが、父の響でが好きなだ。 休はサーキットでしたりドリフトの話を弁する姿は男のようだ。 容姿はとても綺麗なのに残な面だ、現 26 歳で独である。
旅館へ向かう、峠を速で駆け抜けたのは言うまでもない。
旅館の温泉は最だったし、料理も絶品だった。 泊することにしたので、久しぶりに姉とお酒をんだ。