"旅行中の夫に告げなかった葬儀" 第5話
その、私は菜さんが紹介してくれた弁護士に相談した。
これまでの優斗の暴言、事育児への非協力、義母からの干渉、そして今回の件。私は覚えている限りを理し、証拠になるメッセージや通話履歴も提した。
婚の話しいは簡単ではなかった。
優斗は何度も鳴り、の親権を主張した。だが、これまで育児のほとんどを私が担っていたこと、優斗がの予定より義母との旅を優先したこと、義父の訃報連絡を遮断したことはきかった。
婚は無事に成した。
は私が育てることになった。
優斗は義父のコネで会社に入っていたため、葬儀になかったことは職でも広まっていたらしい。義父の会社関係者も参列していたため、噂はすぐに伝わった。
ろ盾を失った優斗は、職での居所をなくしていった。
結局、会社を辞めたと聞いた。
義母もまた、を相続した菜さんから義実をるように言われ、優斗の元へを寄せたそうだ。けれど、収入のなくなった2にできることは、遺留分として受け取った遺産をしずついつぶすことだけだった。
以のように威張る相もいない。
尽くしてくれる嫁もいない。
2は、い通りにならない活を耐え忍んでいるらしい。
私はを連れて、私の田舎へまいを移した。
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環境が変わることは配だった。けれど、自然のい田舎で、はったよりもく笑顔を取り戻した。
朝は鳥の声で目を覚まし、休みのには畑のそばをり回る。初めて見る虫に驚き、川ののたさに笑う。
その姿を見て、私はようやく息ができるようになった。
菜さんとは、そのも連絡を取りっている。たまに況を報告してくれたり、へ贈り物を送ってくれたりする。義父ががってくれたを、菜さんも切にってくれている。
ある夕方、庭先で遊ぶの背を見ながら、私は静かにった。
もう誰かに尽くすだけのには戻らない。
の幸せを第に考える。
そして私自も、ちゃんと切にする。
義父が残してくれたものは、おだけではなかった。
私に、れる勇気をくれた。
が振り返り、笑顔でを振った。
私はそのを振り返しながら、のでそっと誓った。
これからは、私たちのを、私たちので守っていく。
― 完 ―