"産後の私に義母の世話を押しつけた夫の絶縁宣言" 第11話
を放す話
悠と弁護士を交えた話しいは、何度かに分けてわれた。
は、でをし、ローンもで返してきた。どちらかがみ続けるなら、もう方の持ち分をどうするか決めなければならない。
「は残したい」
悠は、最初の話しいでそう言った。
「俺がでむ。ローンも払う」
弁護士は、支払い能力や名義、今の負担について確認した。悠の収入だけでは、のローンを無理なく払うのは難しいことが分かった。
「売却して清算するのが現実です」
弁護士の説を聞き、悠は顔を伏せた。
「せっかく買ったのに」
「でしたも、返済額も、きちんと理して分けます」
私はそう言った。
「子どもたちがまれただぞ」
「分かっている。でも、私はあのに戻れない」
「母さんとは縁を切ったんだぞ」
「その話は、もう何度もしないで」
悠は、何か言いかけてを閉じた。
を売る続きが始まると、私はしずつ荷物を理した。陽向のさな、港の肌着、結婚したに買った器。必なものと、今は放してもいいものを分けていった。
荷物をまとめている、陽向が昔の写真を見つけた。
「これ、パパとママ?」
「そうよ。を買ったの写真ね」
「ここに帰るの?」
私は、写真を受け取った。
「帰らないよ。しいに引っ越すの」
「パパも来る?」
「パパは別のところにむの」
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陽向は、すぐには返事をしなかった。
「パパに会える?」
「会えるように、これから話しうよ」
「分かった」
陽向は写真を私に返した。無理にるく振るうことはしなかったが、泣きもしなかった。そのさなを見て、私は胸が痛くなった。
「陽向、寂しいは寂しいって言っていいのよ」
「うん。ママも?」
「ママも、寂しいは言うね」
母のくに、さな賃貸宅を借りることになった。部とさな台所。広くはないが、子どもたちとで暮らすには分だった。
引っ越しの、母が港を抱き、陽向がさな箱をひとつ持った。
「これは何?」
「絵本と、おもちゃ」
「陽向、自分で持てたのね」
「うん。ママの荷物はいから持たないよ」
私は笑った。
をる直、悠が玄関にっていた。
「本当にくんだな」
「そうよ」
「もう戻らないのか」
「うん」
「レナ、俺は……」
「子どもたちのことは、これからも緒に考えましょう」
それだけ伝えて、私はしいへ向かった。