"産後の私に義母の世話を押しつけた夫の絶縁宣言" 第4話
母が来る
授乳を終えた頃、母から話があった。
「レナ、今からくつもりだったけれど、準備できているわ。陽向ちゃんの迎えも丈夫よ」
「お母さん、来てもらってもいい?」
「もちろんよ。昨、悠さんから断られたって聞いたけれど、何かあったの?」
「千鶴さんが来ているの。伝いではなく、泊まりに」
話の向こうで、母がし黙った。
「そう。レナはどうしたい?」
「子どもたちを連れて、お母さんのところへきたい。あなたに来てもらうと、千鶴さんの世話まで頼まれそうなの」
「分かったわ。迎えにくわね」
「ありがとう。陽向の保育園の迎えをお願いできる?」
「もちろん。チャイルドシートは分あるから、港ちゃんも丈夫よ」
話を切った私は、必なものをまとめた。港のおむつと肌着、陽向の着替え、母子帳、退院にもらった薬。自分のは組だけにした。
千鶴さんが、旅かばんを閉めながら言った。
「どこかへくの?」
「子どもたちと、実へきます」
「私を置いて?」
「千鶴さんは、悠さんに泊まりにおいでと言われたんですよね。ご飯やお呂のことは、悠さんと相談してください」
「私はレナさんに伝ってもらうために来たのよ」
「その話は聞いていませんでした」
「今からでもいいじゃない。しぐらいを貸してくれたって」
私は、港を抱いたまま、静かに答えた。
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「私も、誰かにを貸してほしくて母に頼んでいました。でも、その母をあなたの事のために呼ぶことはできません」
千鶴さんは、眉をひそめた。
「孫がいるのに、こんなに簡単に実へ帰るの?」
「子どもたちを連れて帰るだけです。私が助けを必としているので」
陽向が絵本を抱えてやってきた。
「ママ、ばあばのにくの?」
「そうよ。緒にこうね」
「今読む本も持っていく」
「うん。自分で選んでね」
陽向は冊の絵本を抱えた。港の着替えを持とうとしたので、「それはいから、絵本だけお願い」と伝えた。
玄関で靴を履いていると、千鶴さんが言った。
「悠には話したの?」
「子どもたちと実へくと伝えました」
「私の夕飯はどうするの?」
「息子さんに頼んでください。ここに泊まるよう勧めたのは、悠さんです」
「仕事から帰ってくるのに?」
「私も、退院したばかりです」
千鶴さんは何か言い返そうとしたが、私はドアをけた。母がで迎えに来ていた。
「レナ、丈夫?」
「うん。お願いね」
母は港のチャイルドシートを確認し、陽向に声をかけた。
「陽向ちゃん、おばあちゃんので夕ご飯をべようね」
「うん。ママも休める?」
「し休めるよ」
私はに乗り込んだ。ろの席で陽向が絵本を抱えている。港は、母のの揺れにわせて眠り始めた。
実に着いてから、私はようやくソファに横になった。
「レナ、夕飯は私が作るから。何も気にしないで寝なさい」
その言葉を聞いた途端、涙がた。
「ごめんね。もっとく頼めばよかった」
「謝らなくていいの。今は休むことが仕事よ」
その夜、私は、産初めてまとまった眠ることができた。