"産後の私に義母の世話を押しつけた夫の絶縁宣言" 第2話
「泊まれる」の
千鶴さんは、旅かばんを階の部へ運ぶよう私に言った。
「ここに置いておいて。あとで着替えをすから」
「そこは私が昼、港と休むために使っています。布団はそのままにしておいてください」
「悠は、私も泊まれるにしたって言っていたわよ。気兼ねなく使っていいって」
「今は伝いに来てくださると聞いていました」
「をしひねったから、でにいるのが細くてね。悠がこっちで休めばいいって言ってくれたのよ」
私は、わず息を止めた。
「私には、伝いに来ると説されていました」
「何を言ってるの? レナさんが事を作って、私が孫を見ながら休むって話よ」
千鶴さんは、悪びれた様子もなかった。
「退院したばかりで、赤ちゃんと歳の子の世話があります。だから、母に来てもらうようお願いしていたんです」
「分かっているわよ。凝ったものじゃなくていいから、お昼をお願いね」
台所のテーブルには、夜の器が残っていた。悠がべて、そのまま勤したものだ。
千鶴さんはそれを見つけ、眉をひそめた。
「朝の器がまだそのままじゃない。お昼になるのに、何をしていたの?」
「授乳をしていました」
「赤ちゃんなんて、寝ているもあるでしょう。そのに片づければいいのよ」
「港が寝ても、陽向が起きています。
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が同に寝てくれるわけではありません」
「でも、にいるんでしょう?」
私は、港を抱き直した。産の体はまだく、ち続けていると腹部が痛んだ。病院からも、無理をしないように言われていた。
「ここにいるからといって、が空いているわけではありません」
千鶴さんは、聞こえなかったように蔵庫をけた。
「お昼は何があるの? お魚がいいわ。塩分は控えているから、にしてね」
「事の用を頼まれているとは聞いていません」
「私が来たのに、仕事をさせるの?」
「千鶴さんに頼んでいるのは、私の方です」
「言い方があるでしょう。せっかく来たのに、ずいぶんたいのね」
その、陽向が絵本を抱えて台所に来た。
「ママ、読んで」
「今、港におっぱいをあげるから、し待ってね」
千鶴さんは、陽向のを軽く撫でた。
「陽向ちゃん、おばあちゃんのところへおいで。ママは忙しいから、おばあちゃんが見てあげる」
陽向は、私の元かられなかった。
「ママと読む」
千鶴さんのが止まった。
「この子、ずいぶん甘えん坊ね」
私は何も言わず、陽向の髪を撫でた。子どもが母親のそばにいたがるのは、当たりのことだ。
その、千鶴さんは港を数分抱いただけで、あとはソファに座ってテレビを見ていた。私は授乳をしながら、昼の準備をして、陽向の昼寝を見守った。
夕方、千鶴さんは悠に話をかけた。
「悠、レナさんが私にきついのよ。せっかく来たのに、何もさせてもらえないの」
悠の声が受話から聞こえた。
「母さんに恥をかかせるなよ。わざわざ来てくれたんだぞ」
私は、港を抱いたまま話のそばへった。
「器を置いて勤したあなたのせいで、千鶴さんにだらしないと言われたのよ。私の母まで悪く言われた」
「おが言い返すからだろ。掃除の話くらいで揉めるなよ」
「伝いに来るって話も違っていたわ」
「母さんに陽向を見てもらえばいいだろう。ご飯くらい作って、気持ちよく過ごしてもらえよ」
港の泣き声がくなった。私は話を切り、赤ちゃんを抱き直した。
悠は、私が話したことを聞いていない。