"夫の出張中に義両親が居座った――電話で判明した正体" 第1話
居座った訪問者
「ただいまー。メイ、ちゃんとお留守番できてた?」
パートの仕事を終え、夕飯の買い物袋を抱えて玄関のドアをけたときでした。 リビングのほうから、何かが激しく咀嚼される「クチャクチャ」という品な音が聞こえてきました。
恐る恐る廊をみ、リビングの引き戸をけた瞬、私の目は点になりました。
「ちょっとやめて! それ、私とお母さんの今のご飯だよ!」 学の娘のメイが、涙目になってダイニングテーブルの端っこで叫んでいました。
その目ので、巨な背を丸めて貪りっていたのは、見らぬ見覚えのあるような、ないような老組でした。 私が昨晩から煮込んでおいた作りの筑煮とハンバーグを、皿ごと抱え込んでいます。
「んぐっ、んぐっ……うん、まあまあね。べられなくはないわ」 「でも、もっと脂っこくてがっつりした肉がいたいな。がいんだよ、が」
むしゃむしゃとの周りをタレで汚しながら、平然とおかずを胃袋に流し込んでいく。 私はわず買い物袋を取り落としそうになりました。
「お、お父さん……お母さん!? なんでここにいるんですか!?」
私が声をずらせて叫ぶと、は箸を止め、脂ぎった顔をゆっくりとこちらに向けました。
「なんでって、見れば分かるでしょ。息子のに親が来て何が悪いのよ」
姑らしき老婆が、爪楊枝でシーシーと歯の隙を鳴らしながら言いました。
「お母さん、あのね……!」 メイが私のエプロンの裾をぎゅっと掴み、怯えた声で打ちしてきました。
「おじいちゃんとおばあちゃん、今からずっとここにむって言ってるの……!」
「は……? ここにむ……!?」 私ののが、真っになりました。