"高齢女性を後回しにした受付――絵を替える女性の正体" 第13話
田さんが自分で聞いたこと
週、田さんから話があった。
「次の通院、私でってみようとうの。もし途でになったら、静子さんに連絡してもいい?」
「もちろんです。診察が終わる頃に話をください」
当の朝、私は何度も計を見た。田さんが診療所に着いた頃、もう度話をしようか迷ったが、彼女が自分でくと決めたのだから、こちらから先回りするのはやめた。
昼、話が鳴った。
「静子さん、終わったわ。今は先に聞きたいことを全部聞けたの」
田さんの声はるかった。
「受付ではどうでしたか」
「浦さんが、番号札を渡すときに『ふらつくことがあれば護師にお伝えします』って言ってくれたの。待っている、しになったけれど、自分で伝えられたわ」
田さんは、診察で薬のみ方を確認し、血圧の記録も見てもらった。先から分の取り方や、ふらついたときの注も教わったという。
「最初は受付で言葉がるか配だった。でも、言ってみたら、護師さんがすぐ来てくれたの」
「よかったですね」
「静子さんが緒にってくれたに、どうして怖かったのか、先に話せたでしょう。あれで、自分が悪いわけじゃないとえたの」
私は返事に迷った。私が何かを解決したわけではない。田さんが自分の経験を話し、院がそれを聞いた。
診療所が順を変えた。そのつひとつがつながったのだ。
「次は緒にかなくても丈夫そうですね」
「そうね。でも、帰りに喫茶であんみつをべる約束は続けてちょうだい」
「それはもちろん」
話を切ったあと、私は夫の写真を見た。
「田さん、でけたそうですよ」
夫の写真は何も答えなかったが、私はし笑った。