"高齢女性を後回しにした受付――絵を替える女性の正体" 第4話
所で聞いた話
通院の約束をした翌、庭先でにをやっていたとめさんに声をかけられた。
とめさんは歳。はしくなったが、所のの顔や町のさな変化によく気づく。
「静子ちゃん、恵袋のクリニックに通っているんだったね」
「はい。何かありましたか?」
「黒田さんのことを聞いたんだよ。駅の喫茶で、甥の嫁さんが見かけたそうだ。診療所からてきたあと、元気そうにお茶をんでいたって」
「診てもらって楽になったのかもしれませんよ」
「私もそううよ。具が悪くて診てもらうのは悪いことじゃない。ただ、週に度、疲れを取る注射をしてもらっていると本が話したことがあるそうでね。保険のきかない注射だって」
「それと、順番が先になることは別の話ですね」
「そうさ。必なら先に相談して受ければいい。でも、毎回具が悪いと言って先に入るのなら、受付で何をどう判断しているのか分からなくなる」
とめさんは、押しの取っを握り直した。
「黒田さんのご主は建設会社の役員で、沼田さんのご主も同じ会社にいると聞いたよ。だからといって、何か悪いことをしていると決めつける気はない。でも、通院の順番に関係があるなら困るね」
「その話は、誰かが確かめたんですか?」
「そこまではらない。
づての話だよ。だから、噂だけで決めつけちゃいけないとっている」
とめさんの言葉に、私は頷いた。話としては気になるが、今の段階で黒田さんや沼田さんを責める材料にはならない。
「田さんが、受付で嫌ないをしたそうです。次の通院に緒にきます」
「そうかい。あのは慮するからね。誰かが隣にいてくれると、話せることもあるだろう」
とめさんは、壇の端に伸びたを抜いた。
「ただ、順番を勝に変えろと言うんじゃないよ。本当に具が悪いを、ちゃんと護師さんにつないでほしい。それだけだ」
その言葉を聞き、私は通院に受付で何を伝えるか考えた。田さんがをじていること、顔が悪いときは護師に見てもらいたいこと。まずはそれを落ち着いて話そうとった。