"150万円を払わせたママ友、次は寿司300万円" 第3話
ポテトチップス分
「返すのって、どういうですか?」
話の向こうで、ぽて子さんは軽く笑った。
「うち、族みんなべるのが好きなの。費がすごくて、借まであるって話したよね。困ったはお互い様でしょう?」
「それは、費が変だという話を聞いただけです。昨のお会計を払う約束はしていません」
「でも、ひまりさんがて替えてくれたじゃない。あのは助かったよ」
「の方が困っていたからです。あなたたちがべた分は、あなたたちが払うのが当たりです」
「そんな言い方しなくてもいいじゃない。ママ友なんだからさ」
私は度目を閉じた。言いいをしても、話がまない。必なのは、払う予定を聞くことだ。
「百万円をいつ返せるのか、教えてください。分割でも構いません。まず、返済の約束を面にしてください」
「分かった、分かった。じゃあ、今度会ったに渡すね」
「いつですか?」
「そのうちね。丈夫、丈夫」
話はそこで切れた。具体な話は何も決まらなかった。
翌の幼稚園のお迎えで、ぽて子さんは私を見つけると、袋を持ってづいてきた。
「はい、これ。昨の分ね」
には、空になったポテトチップスの袋が何枚も入っていた。袋の底には、砕けた欠片がし残っている。私はぽて子さんの顔を見た。
「これは何ですか?」
「ポテチの袋分。
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うち、よくべるから。お返しにあげるね」
「百万円の返をお願いします」
「えー、ポテチの袋って、最のが番おいしいんだよ。慮しなくていいから」
「いりません」
「じゃあ、今の分だけでも持って帰ってよ」
ぽて子さんは、別の空袋を差しした。くにいた保護者が、何事かとこちらを見ている。私は袋を受け取らず、落ち着いて言った。
「お返しはいりません。て替えた額を返してください。返の予定を面でしてもらえないなら、弁護士に相談します」
その言葉に、ぽて子さんの笑顔が消えた。
「そんなげさな。ママ友同士でしょ?」
「ママ友だから、おを返さなくていいということにはなりません」
私はそれ以話さず、すもものを取って帰った。に着いてから、達也にもそののことを話した。
「空袋で百万円を返したつもりなのか」
「そうみたい。こちらが本気で請求するとっていないんだとう」
「それなら、記録を残そう。のにも伝票や注文内容を保管してもらって、こっちもやり取りを保するんだ」
達也の言う通りだった。私はに連絡し、て替えたの伝票と、注文の記録を残してもらえないか頼んだ。はすぐに対応してくれた。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。こちらでも記録を保管しています。今は、ひまりさんに確認せず、のお客様のお会計をまとめることはありません」
「ありがとうございます。あのは、アルバイトの方も困っていたので」
話を切ると、達也が私の肩にを置いた。
「焦らずに、順番にやろう。相が払わないなら、払わせる方法を考えればいい」
私は頷いた。けれど、ぽて子さんが普通に返す気がないことだけは、もう分かっていた。