"雪道を走る父の約束" 第11話
戻るまでの
ドライブインをたあと、健造は田のトラックとしの、同じ方向へった。見通しの悪いでは、お互いのテールランプを確かめる。のがブレーキを踏めば、ろもめに速度を落とす。台でっているだけでも、ひとりでるより気持ちが楽だった。
夜にづくと、は細かくなった。面にうっすら積もっているが、轍はまだ見える。健造はをめず、窓をしけて空気を入れ替えた。い同じ姿勢でいるため、腰が固まり、目も疲れてくる。
「眠くなったら止まる」
発に自分で決めたことを、健造は何度もいした。青森で、福島でも事をした。まだれる気はするが、まぶたがくなれば迷わないつもりだった。
午を過ぎた頃、脇の広い所で田がした。健造もろにトラックを寄せる。
「ここでし寝る。おも寝ていけ」
「そうするよ」
健造はエンジンを切り、座席を倒した。眠るに、胸ポケットから誠のお守りをす。画用の端がし折れていたが、破れてはいない。お守りをダッシュボードのに置き、目を閉じる。
どのくらい眠ったのか分からない。目を覚ますと、田のトラックはすでにいなかった。窓のは暗く、計は午半を指している。健造は体を起こし、首を回した。
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いでも眠れたおかげで、はしすっきりしていた。
峠ので、健造はもう度タイヤを確かめた。チェーンは必なほどが積もっていない。肩に止まり、タイヤの表面を見て、荷台のロープも確認する。りんごの箱が揺れていないか、幌の端がでめくれていないか。ひとつずつ見てから、運転席へ戻った。
朝がづくにつれ、空のがし変わった。を越え、町へると、々の窓にかりが灯っている。聞配達の自転が、の端をっていた。健造は、誰かが起きてを始めるに、まだ帰りをっている自分をった。
京へづくと、交通量が増えた。信号で止まるたび、健造はきく息を吐いた。何度も見慣れたを通ってきたのに、までの距がくじられる。
運転席のでは、速度表示灯がつ点いていた。健造はつ目が点かないように、速度を抑えた。荷台には、誠へのりんごが積まれている。の晩までに帰ると伝えたが、予定よりしく着けそうだった。