"雪道を走る父の約束" 第3話
国号をへ
自は、まだ部も通していなかった。京から青森へ向かうには、国号をへむ。本から青森まで百キロを超えるのりだ。距だけを聞けば数字で済むが、実際には信号や町のの混雑、気やの状態で、何かかるかが変わる。
健造のトラックは、庫をて田川を渡り、加、越、部へとんだ。窓のには、や宅が続いている。が広いところもあれば、町へ入ると急にが詰まるところもある。トラックの運転席はく、方の様子はよく見えるが、そのぶん角もきかった。
運転席にエアコンはない。窓のけ閉めは、でハンドルを回してう。は元からぬるいがるだけだった。健造はジャンパーを着たまま、窓をしける。たいが入り込むと、内の曇りがくなった。
ハンドルは太く、い。が曲がるたび、健造は腕に力を入れて回した。坂ではギアを何度も入れ替える。荷物を積んでいると、しのり坂でもの勢いが落ちる。ギアを違えれば、エンジンがうなり、ろにい列ができてしまう。
沿いの油所で、軽油を満タンにした。員が油を操作する、健造はからりて燃料計を確かめる。満タンになったら、キャップを閉め、伝票に油量をいてもらった。
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先の町までれるだけの燃料があると分かると、し気が楽になる。
昼がづくと、腹が鳴った。健造はの混み具を見て、おにぎりを取りす。片で包みをけ、信号で止まったときにべた。りながらべるのは危ないと分かっている。それでも、荷物をく届けるために、運転たちは事のを削ることがかった。
ラジオからは、交通事故のニュースが流れていた。に交通事故でくなったは万千を超え、「交通戦争」という言葉が聞にもていた。健造はラジオの音をしげ、をるとの隔を取った。
運転席のシートベルトは、まだ締めていなかった。型トラックでは、締めなくても注されることはほとんどない。健造も、乗りりのたびにすのが面倒で、普段はそのままっていた。危ないとう面にくわすたび、気をつけていれば丈夫だと考えるようにしていた。
午、宇都宮がづくと、差しが傾き始めた。のはい。健造は計を確認し、夜になるにできるだけ先へもうとした。ポケットののお守りが、カーブのたびに胸へ当たる。誠の「滑らないように」という言葉をいし、健造はしだけアクセルを戻した。