"出産3日目、1億円の入金直後に夫が離婚届" 第5話
暴かれた履歴と謎の支
結を起こさないよう、私は忍びで廊へて話にた。
「もしもし、理恵さん」
『玲奈さん、無事実に着かれましたか?』
「はい、父が迎えに来てくれて、今実の客に落ち着いたところです」
『良かったです。ご実へ戻られたのは、法な観点からも正解でした。あのままご主の待つ自宅へ戻っていれば、精神な圧迫を受けて利な言質を取られる危険がありましたから』
理恵さんの淡々とした声を聞くと、こちらのも自然と冴え渡っていく。
『ミューラー・アセットの佐伯さんから連絡があり、未実分の融資枠の止と、ご主名義の追加族カードの利用止続きは、先ほど無事に完したとのことです』
「そうですか……ありがとうございます」
『ご主は、産で気力のない玲奈さんなら、言われるがままにサインするとい込んでいたのでしょう。初で資を止められたことで、向こうの計算は完全に狂ったはずです。ただ——』
理恵さんの声のトーンが、わずかにくなった。
『佐伯さんから、もうつ気になる報告がありました。ご主の会社へ過に実済みの融資、千百万円についてです』
「実済みの分に、何かあったんですか?」
『ええ。あの融資契約、ヶに最初の返済期を迎える設定になっていますね。
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これまではヶごとに自更する覚を交わしていたようですが……契約、更は双方のが必と記されています』
理恵さんのその言葉は、これから私たちがめるべき反撃の、決定なを示していた。
「……分かりました。自更はしません。ヶの期で、契約通りに全額返済を求めます」
『承しました。佐伯さんと連携して、更拒絶の正式な通を作成します』
話を切り、私は呼吸をして部へ戻った。
に任せて「今すぐ全額返して」と騒げば、向こうは権利の乱用だと騒ぎてるだろう。けれど、あらかじめ定められた契約期に則って淡々と更を断るだけなら、完全に向こうの自己責任だ。
夕方になり、父が買ってきてくれたうどんをすすりながら、私は久しぶりにしっかりとした事をとった。体はまだ痛むが、のは驚くほど静だった。
夜、父が結のオムツ替えを伝ってくれ、娘が満そうに眠りについた、私は実の古い斎でノートパソコンをいた。
あの、利用止をかけた私名義の族カード。
直に渡していたそのカードの利用履歴を、過半に遡ってウェブ細で確認するためだった。
「族の活費や、まれてくる結のための費に使っていい」と渡していたカードだ。
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最初のうちは、所の級スーパーやベビー用品、ドラッグストアの名が並んでいた。
しかし、画面をヶ、ヶへとスクロールしていった、私のマウスを握るがピタリと止まった。
「……何、これ」
画面に並んでいたのは、私たちの活圏とはまるで無縁な、見らぬの名ばかりだった。
都内の隠れの級フレンチ、回で万円を超える座の寿司。
それだけではない。泊万円もする資系級ホテルの宿泊費が、に回も回も決済されていた。
さらに極め付けは、半ばの細だった。
『座・級宝飾:420,000円』
卓を叩いてみると、審な支の計額は、ここ半だけで百万円くに達していた。
私はたい汗が背を伝うのをじながら、スマートフォンのスケジュール帳をいた。
級ホテルの決済と、直が「事な方張が入った」と言ってを空けていた。
そのつの付が、何つ狂うことなく、完全に致していた。
半ば——私が妊娠ヶで、ようやくいつわりが落ち着き、きくなり始めたお腹を抱えてでな妊婦健診に通っていた期だ。
その同じに、夫は私の名義のカードを使い、級宝飾で万円を超える女性物のジュエリーを買い、誰かと泊万円のホテルに泊まっていたのだ。
スマホの画面の青いが、私の顔を照らしていた。
りよりも先に、元から崩れ落ちるような激しい寒気が襲ってきた。
この男は、私を裏切っていただけではない。
その裏切りとへの貢ぎ物の費用すら、すべて私の財布から支払わせていたのだ。