みかん小説
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"新婚旅行に便乗する義母を空港に残した結果" 第2話

私たちの婚旅

私の名は、みちる。歳。元のスーパーで働いている。夫の健とは、同じ職のりいを通じて会った。

健は、スーパーの鮮魚売りで働いていた。最初に話したのは、閉の品しを緒に伝ったときだった。仕事の愚痴を言いながら、彼は私のからい箱を取ってくれた。

「それ、持つよ。腰を痛めたら困るし」

「ありがとう。でも、私もけっこう力あるよ」

「ってる。に米袋をつ抱えてたもんな」

「見てたの?」

そんな何でもない会話をねて、私たちは付きうようになった。健はよく笑うで、し調子に乗るところもあるけれど、緒にいると気持ちが楽だった。

ただ、結婚から気になっていたことがある。健の母、恵子さんが、息子を放したくない様子だった。

初めて健の実へった、恵子さんは私を歓迎してくれた。料理を並べ、「これからは族ね」と何度も言ってくれた。最初は、親しみやすいだとった。

けれど、でかけるたび、恵子さんから話がかかってくる。どこへくのか、何に帰るのか、夕飯は何をべるのか。健が答えると、「じゃあ私もこうかな」と言いすことが増えた。

健は、母親にく言えない。恵子さんが「でいるとつまらない」と言えば、予定を変えて実へく。

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私も、最初のうちはわせていた。結婚すればし落ち着くかもしれない。そうっていたからだ。

ところが、結婚してからも恵子さんの様子は変わらなかった。居の鍵を渡したときには、「鍵も作っておいたほうがよ」と言われた。私たちは断ったが、恵子さんは「族なのにくさい」と満そうだった。

婚旅の話をしたときもそうだった。き先を阪に決めたと伝えると、恵子さんは目を輝かせた。

「阪なら、私もきたいわ。からべたいものがあるの」

「お母さんは別のにったら?」

健がそう言うと、恵子さんは笑顔を消した。

「健の旅に付いてくんじゃないわ。たまたま同じ所にくだけよ」

「婚旅だから、今回はでくよ」

私もそう伝えた。恵子さんは「分かった」と言ったが、その声には満が残っていた。

それから、旅の予定を話題にするたび、恵子さんは「何にくの?」「でくの?」と聞いてきた。私たちははぐらかしていたのに、発のには空港にいると言う。

「お母さん、どうしてそんなに緒にきたいんだろう」

私が尋ねると、健は困ったように笑った。

「昔から、俺のことを何でもっていたいなんだ。悪気はないんだろうけど」

悪気がないからといって、何でも許されるわけではない。私はそうっていたが、健は母親を傷つけるのを怖がっているようだった。

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