"結婚式当日「新婦が救急搬送」私、ここにいますけど?" 第7話
式の夜
結婚式の準備は、式のがづくほど忙しくなった。招待状の返事を確かめ、席次表を直し、当の持ち物をそろえる。仕事の勤務表と式の予定を見比べて、空いたにできることをめていった。
健は、打ちわせに来られないことがかった。「準備はに任せるよ」と言うので、私はそれを信頼されているのだとうようにした。母が式にいるから、準備がめやすいのも確かだった。
式の数、母と最終確認をしていると、担当スタッフが当の予定を読みげた。
「郎さまの到着は午半、婦さまは朝からこちらでお支度ですね」
「はい。健はの晩に友と事をすると言っていました。朝は直接来るそうです」
「分かりました。郎さまのお支度も、こちらでえます」
その話を聞いて、私はしになった。健は式のにみすぎないだろうか。遅刻しないだろうか。私はその夜、健にもう度確認した。
「の夜は友とむんだよね」
「うん。独最だからって、みんなが集まってくれるんだ」
「みすぎないでね。朝、式に来られなくなったら困るから」
「分かってるって。遅れたりしないよ」
健は笑って答えた。私はその言葉を信じた。
式の夜、健から話がかかってきた。
「ごめん、ったより盛りがってさ。
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はに帰らず、そのまま式へくよ」
「え? 今どこにいるの?」
「をたところ。友達と緒だよ」
「声、し酔ってない?」
「丈夫だって。みすぎないようにしてるから」
私はため息をついた。は朝から式で支度がある。私はく寝なければならないのに、健がちゃんと来るのか気になって落ち着かない。
「本当に丈夫? 式に遅れたら困るよ」
「分かってるよ。から夫になる男を信用してくれ」
その言葉に、私は返事を迷った。信用していないわけではない。ただ、結婚式の夜に、こんな配をしたくなかった。
「分かった。でも朝になったら連絡してね」
「もちろん」
話が切れたあと、私はしばらくスマートフォンを見つめた。母は式の最終確認をしていたが、私の顔を見て「どうしたの」と尋ねた。
「健、友達とんでいて、は直接会に来るって」
「みすぎないといいけどね」
「丈夫って言ってた」
母はそれ以何も言わなかった。私は、結婚式の準備をここまでしてきたのだから、当に何か起きるはずがないとおうとした。
翌朝、予定していたになっても健から連絡はなかった。私は支度を始め、式へ向かった。母は仕事の段取りを確認しながら、何度も入のほうを見ていた。
「健くん、まだ来ないね」
「昨夜遅かったから、し寝坊しているのかも」
そう答えたものの、胸のにはが広がっていた。話をかけてもない。式の始までまだはある。母は「まずはあなたの支度を始めましょう」と言い、私は控へ入った。