"結婚式当日「新婦が救急搬送」私、ここにいますけど?" 第6話
帰ってこなかった夜
式までかを切ったころ、私は疲れをじるが増えていた。交番勤務に加えて、休にも式へ通っていた。招待客の確認、席次表の修正、装の最終わせ。やることは、っていたよりかった。
あるの勤務、急に体がふらついた。がぼんやりして、っているのがつらい。体温を測るとがあった。司に事を話し、めに帰らせてもらうことになった。
に戻ると、部は真っ暗だった。健はまだ帰っていないようだ。学の仕事が忙しいと言っていたし、そのうち帰ってくるだろう。私は薬をみ、を枕元に置いて布団に入った。
翌朝、目が覚めると窓からが差し込んでいた。隣の布団には、誰も寝た形跡がない。健は帰ってきていなかった。
このは曜だった。健は休みのはずだ。私は配になり、スマートフォンをに取った。話をかけると、何度か呼びし音が鳴ったあと、健がた。
「もしもし。健、今どこにいるの?」
「だよ」
「嘘でしょ。昨、帰ってきてないよね」
話の向こうが瞬、静かになった。
「……なんで分かったんだ?」
「ベッドを見れば分かるよ。私は昨、具が悪くて帰ってきたの。あなたがいなかったから、配してた」
健は、同僚の先たちとみにき、終を逃したので同僚のに泊めてもらったと説した。
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もうすぐ結婚するから、独最にみんなでんだのだという。
「本当にそれだけ?」
「もちろんだよ。こそ丈夫か? 病院にくなら、今から迎えにくよ」
彼の声は配しているように聞こえた。私の体調や、式の準備を任せきりにしていることまで気にかけてくれた。
「はがってきたし、たぶん丈夫」
「今、式の打ちわせだろ。俺もくよ。具が悪いなら延期しよう」
「もないから、できれば緒にきたいな」
「分かった。すぐ戻るよ」
話を切ったあと、私はほっとした。健が打ちわせに来てくれる。今こそで決められることを決めよう。そうった。
けれど、通話を終えてから、別の考えがをよぎった。健が終までんで帰らなかったのは初めてだ。いや、私が夜勤のなら、今までも同じことがあったのかもしれない。交番に泊まるは、にいない。健が誰とどこにいるか、私には分からない。
考えすぎだ。健は同僚の先たちとんでいたと言った。それ以のことは何も分からない。私は自分にそう言い聞かせた。
ほどして健が帰ってきた。私の顔を見るなり、彼は「体調はどう?」と尋ねた。薬やみ物が必なら買ってくると言い、額にを当てた。
「ごめんな。こんなときににして」
「もう丈夫だよ」
健は本当に配しているように見えた。
私は、疑ってしまった自分を恥ずかしくった。彼が私を裏切るはずがない。昨は本当に、同僚たちとんでいただけなのだろう。
そのはで式へった。ところが、打ちわせの途で健は何度もスマートフォンを確かめていた。誰からの連絡か聞くと、学のだと答えた。私はそれ以、尋ねなかった。