"写真のない履歴書" 第10話
に入れる料
定期便が始まると、仕事の毎は忙しくなった。朝くをるもあれば、帰りが遅くなるもある。ぶたびにお客さまは違い、気も内の様子も同じではなかった。慣れてきたとうと、またしいことが起きる。
それでも、で働くはかった。困ったときは、くにいる同期に目を向ければいい。仕事が終われば、そのの失敗や、うまくいったことを話す。お客さまから言われた言を覚えていて、次のにみんなへ話すこともあった。
料を受け取った、私は封筒を持ってに帰った。以より、に入れられるおが増えていた。母は額を聞き、ほっとしたように息をついた。
「これなら、返済もしずつめられるね」
「うん。すぐには終わらないけど、よりは楽になるとう」
兄夫婦も、私に礼を言った。私は「族なんだから」と答えた。を支えることは変わらない。でも、のようににつだけの暮らしではなくなった。に帰ると、母が仕事の話を聞いてくれた。父も、何か気になることがあるとく尋ねてきた。
仕事では、まだ慣れないことがかった。お客さまに頼まれたことにすぐ答えられず、会社のに確認することもある。英語で話しかけられて聞き返すこともあった。失敗を引きずり、帰りにうつむくもあった。
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そんなとき、同期が言ってくれた。
「今のことは今で終わり。はまた別のだよ」
私も同じように、誰かを励ますことがあった。で始めた仕事は、いつのにかでは抱えきれないを分けう所になっていた。
お客さまから「助かったよ」と言われると、素直にうれしかった。初めてに乗るもいた。窓のを見ながらそうにしていたが、着陸にほっとした顔でりていく。その姿を見ると、自分たちの仕事が誰かの役にっているのだとえた。
に乗ることが、いつか当たりになるが来るのだろうか。今はまだ、空の旅は特別なものだった。だからこそ、初めてのお客さまにもしてもらえるように、私たちはできることをつずつ覚えていった。
仕事が終わったあと、同期と事をするもあった。たくさんおを使う余裕はないから、頃なに入り、今の来事を話す。誰かが失敗談をすると、みんなで笑った。笑いながらも、次はどうすればいいか緒に考えた。
のために応募した仕事だったが、いつのにか、仕事仲と過ごすも私にとって切になっていた。