"夜勤明けに鍵を替えられた私" 第15話
「戻ってきてくれ」と言われても
婚からが過ぎた頃、徹から弁護士を通じて連絡があった。急ぎの用件ではなく、私に度会って謝りたいという。私は会うつもりはなかったが、弁護士に「返事をどうするかは自分で決めていい」と言われ、し考えた。
結局、面で返事をした。謝罪を受け取るつもりはないこと、今、必な連絡以は控えてほしいこと。徹を罰したいわけではない。でも、やり直すつもりもなかった。
その、徹と共通のから、彼が職で部署を移ったと聞いた。昇した輩が課として成果をげ、徹は以の担当かられたらしい。徹はそれを満にっていたが、以のように休み続けることはなくなったという。
私は、それを聞いても胸が痛まなかった。徹が変わるかどうかは、彼が自分で考えることだ。私がそばにいて尻を叩く必はない。
ある帰り、駅の改札くで徹を見かけた。彼も私に気づいたが、声をかけてはこなかった。しやつれて見えたが、私のは止まらなかった。
健太と待ちわせたへ向かうと、彼はで待っていた。
「丈夫?」
「うん。ってるに会っただけ」
私は詳しく話さなかった。健太も聞かなかった。でに入り、温かいみ物を頼んだ。昔のことが、しずつくなっていく気がした。
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徹から弁護士を通じて謝罪したいという連絡が来た、私はすぐには返事をしなかった。婚の条件はすべて終わっている。わざわざ会って、徹の気持ちを受け止める必があるのか考えた。私は謝罪を聞かないとにめないわけではない。
結局、面で返事をした。婚のは変わらないこと、個な面会は希望しないこと、今は必な連絡だけにしてほしいこと。弁護士は、簡潔にまとめてくれた。徹から返事はなかった。
数か、駅で徹を見かけた。彼も私に気づいたようだったが、声をかけてこなかった。以より疲れた顔に見えた。私はしだけち止まりかけたが、のを確認して歩きした。
徹が今どう暮らしているか、私はらない。ろうともわなかった。彼が落ち込んでいた、私は支えようとした。けれど、彼はその支えを当たりにし、私を従わせようとした。今はそれぞれのをきればいい。
健太との待ちわせ所へ向かうと、彼がのでを振った。私はそのまま歩いていった。
弁護士から、徹が最終に面会を求めることを取りげたと連絡があった。私はほっとした。会わないと決めたのは、徹を罰するためではない。婚が終わったまで、彼の気持ちを受け止める役目を続けたくなかった。
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駅で見かけた、徹の隣には会社の同僚らしい男性がいた。は話しながら改札へ向かっていた。私はその様子を見て、彼にも彼の活があるのだとった。私がいなくても、徹は誰かに相談し、仕事へく。私はもう、彼がでは何もできないとい込まなくていい。
健太のへ着くと、彼が「遅かったね」と笑った。がし遅れたと話し、で席についた。
徹からのは受け取らないことにした。弁護士にも、必な連絡以は私へ渡さなくていいと伝えた。過を何度も読み返すより、今の暮らしを事にしたかった。
徹を駅で見かけた夜、私は帰宅してからしだけ考えた。彼に声をかけて「元気?」と聞くべきだったのか。けれど、私たちはもう夫婦ではない。徹が困っているに必ずを差し伸べる役目も終わった。挨拶をしなかったことを悔はしていない。
弁護士を通じて、婚の必な連絡は終わっていた。徹は謝りたいと言ったが、私が謝罪を受け取るかどうかも私が決めていい。無をすることは仕返しではない。自分を守るために距を取ることだ。
健太と会った、私は駅で徹を見たことを話した。健太は「そうだったんだ」と言い、それ以は聞かなかった。私はそのまま、で何をべるかを選んだ。