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"3年ぶりの帰省、弟嫁がゴミ箱を漁っていた理由" 第4話

の朝、通帳をせ

私は帳を閉じて、ちゃんのを握った。廊の音は台所ので止まった。ドアの向こうから母の声がした。

「、何してるの?」

ちゃんの肩がくこわばった。私は彼女のにち、ドアをけた。

「私がをみに来ただけ。ちゃんも起きてたから話してたの」

「こんなに?」

「眠れなくてね」

母は私の顔を見てから、ちゃんの元に目を移した。ゴミ箱のふたはいたままだったが、べ残しはもう見えない。

「、片づけが終わってないじゃない。、通帳をす約束も忘れないでね」

母はそう言って、返事を待たずに廊を戻っていった。私は胸ので息を吐いた。ちゃんは何も言わず、台所のを見つめていた。

「、通帳を渡すの?」

「渡さないと、またらせてしまいます」

「でも、それはちゃんのおでしょう」

「結婚してから、健さんに預けていました。今はお義母さんが持っているといます」

私は驚いた。ちゃんは自分の通帳やカードを自由に使えない状態だった。母は、にむなら計をつにするのが当たりだと言い、健も「母さんに任せた方が楽だ」と通帳を渡させたらしい。

「通帳を渡すに、ここをよう」

「でも、お姉さんに迷惑がかかります」

「迷惑かどうかは私が決める。ちゃんは、今は自分の体を守ることだけ考えて」

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彼女は戸惑いながらも、うなずいた。必な薬や着替えを持ってくるよう伝えたが、部へくは私も緒にった。そこにはさな旅バッグがつあるだけだった。はなく、化粧品もほとんどない。

棚の奥に、古いスマートフォンが隠してあった。画面は割れていたが、充すればきそうだった。ちゃんは、健に預けたスマートフォンとは別に、結婚に使っていたものを持っていた。族に見つからないよう、充を切って隠していたらしい。

「これで、誰かに連絡できる?」

「たぶん、の番号はもう使えません」

それでも、連絡先に私の番号が残っていた。私は自分のスマートフォンをし、彼女の端末に番号を移した。

朝になれば母が通帳を取りに来る。健もいる。私は仕事用の鞄を持ち、ちゃんと緒に玄関をるを考えた。

午。母の部から物音がした。

「、通帳をしなさい。今で全部、私の座に移すから」

母の声が、ドアの向こうから聞こえた。ちゃんの顔から血の気が引いた。私は彼女のにったが、母の音はもう台所のすぐそばまで来ていた。

母の音がざかってから、私はちゃんに、今夜るか、朝になってからるかを尋ねた。彼女はすぐには決められなかった。ここをたら、もう戻れない気がすると言う。

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私は、戻るかどうかはで考えていい、今夜は全な所で眠ろうと伝えた。彼女は自分の部の様子を確かめたいと言い、私も緒にくことにした。

引きしには、古い料細が数枚だけ残っていた。ちゃんは結婚に働いていたの名を見て、「この頃は自分で賃を払っていたんです」と言った。通帳も印鑑も、健に渡してから戻ってきていない。カードを返してほしいと頼むたび、計を任せると言ったのは君だろうと返された。

私は、持ちす物を必なものだけにしようと言った。着替え、薬、保険証、帳、古いスマートフォン。荷物をきくすれば、朝になって母に見つかる。ちゃんは何度もち止まり、棚に置かれた結婚式の写真を見た。写真のの自分は、今よりずっとふっくらしている。

「これも持っていく?」と聞くと、彼女は写真を度に取り、そっと棚へ戻した。「今は、見ないでおきます」と言った。私はうなずいた。

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