"「子なし」と笑われた私に、姪が吹雪の夜に土下座した" 第13話
警察署の夜と朝の
スナックをた私たちは、竜さんの案内で警察署へ向かいました。
夜の警察署には、すでに児童相談所の女性職員の方が駆けつけてくれていました。 の効いた相談で、女性職員さんが温かいミルクとお茶を用して待っていてくれました。
「メイちゃん、よく頑張ったね。もう怖いことは何もないからね」
優しい声で語りかけられ、メイちゃんはホッとしたように肩の力を抜きました。 赤ちゃんも職員さんの腕ので、すやすやと穏やかな寝息をてていました。
私たちは別で、今夜起きたことのすべてを証言しました。 のを歩いてやってきたこと。 千円を貸してくれと座したこと。 そして、常にわれていた号と暴力の恐怖について。
私が提したスマートフォンの録音データを確認した刑事さんは、厳しい表でく頷きました。
「決定な証拠です。母親と父親の発言、そして隣からの過の通報記録とも完全に致しています。 これだけの証拠があれば、言い逃れはできません」
取調の奥からは、団蔵さんの鳴り声や、翔子さんの泣き叫ぶ声が折漏れ聞こえてきました。 けれど、警察官たちの厳しい追及のに、の嘘はひとつずつ剥がされていっているようでした。
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続きがすべて終わったころには、の空がみ始めていました。
警察署のロビーの子で、メイちゃんは剛の太ももにを預けて眠っていました。 剛は自分の分いジャンパーをそっと脱ぎ、メイちゃんのさな体にかけてやっていました。
「……剛」
私が隣に座って声をかけると、剛は疲れた顔をげ、さく微笑みました。
「望、ありがとな。おがメモを渡してくれてなかったら、あの子たち……今頃のでんでたかもしれない」
「ううん、私の方こそ。剛が迷わずいてくれたからよ」
剛は眠るメイちゃんのを、ゴツゴツとしたきなで優しく撫でました。
「俺さ、決めちまったよ。 あいつらを、俺たちの本当の子どもにしたい。 血の繋がりなんて関係ねえ。俺がかけて、こので守っていきたいんだ」
その言葉に、私の目からじわりと涙が溢れしました。
子どもができないことで、ずっとどこかで自分を責めていた私。 けれど、神様はこの子たちを私たちに託すために、あの巡りわせを作ってくれたのかもしれない。
「うん……! 私も、同じ気持ちよ。緒に育てよう、剛」
差し込んできた朝のが、眠るメイちゃんのまつ毛をに染めていました。 くて暗い嵐の夜が、ようやくけようとしていました。