"「子なし」と笑われた私に、姪が吹雪の夜に土下座した" 第11話
号と崩れ落ちる虚勢
スナックの内に、凍りついたような沈黙が広がっていました。
突きつけられたスマートフォンの画面。 そこには、さっきまで自分たちがゲラゲラと笑いながら話していた虐待の自話が、鮮な音と映像で流れていました。
「な、なんだよそれ……盗撮か!? 勝に録音すんじゃねえよ!」
団蔵さんが顔を真っ赤にして鳴り散らしました。 けれど、その声は擦り、らかに揺して目が泳いでいました。
「勝に撮ったもんなんて証拠になるか! 警察官さん、こいつら訴えてやってくださいよ!」
翔子さんも喚きてました。 すると、腕を組んで黙っていた剛が歩、へ踏みしました。
ドォン、とが鳴るような音でした。
「……黙れ」
をうようない声でした。 として鍛えげられた剛の体が、りでわなわなと震えていました。
「おら、親面して偉そうな利いてんじゃねえぞ!」
剛の声が、内のグラスをビリビリと震わせました。
「の、歳の子どもが赤ん坊背負って、も歩いて俺んに来たんだぞ! 凍えて、指先から血ぃ流して、千円貸してくださいって座したんだ! 妹のミルクとおむつを買うために、歳の子がに擦りつけて頼み込んできたんだよ!」
内にいた客たちが、斉に息を呑みました。 ママもカウンターの奥で元を押さえ、涙を浮かべていました。
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「おらが酒んで騒いでる、あの子たちがどんないをしてたか分かるか!? 壁に皿投げただぁ!? 怯えて言うこと聞くから便利だぁ!? ふざけんじゃねえぞ、このクズどもが!!」
剛の目に、粒の涙が浮かんでいました。 切な姪っ子をこれほどまでに傷つけられた悔しさとりが、魂の叫びとなって溢れしていました。
「あ、いや……それは……」
団蔵さんはずさりし、ソファーにを取られて無様に尻餅をつきました。 剛の凄まじい気迫に気圧され、言い返す言葉すらてこないようでした。
翔子さんも唇を刻みに震わせ、ただ呆然とち尽くしていました。
「団蔵さん、翔子さん。もう言い逃れはできませんよ」
警察官の竜さんが、徹な声で告げました。
「保護責任者遺棄、ならびに児童虐待の疑いでおを警察署へ任同していただきます。 ……署でじっくり、お話を伺いましょうか」