"時給1111円で高齢者5人を雇った結果" 第13話
「なんであのを?」
「無理ですよ」
俺は即答した。
「なんで?」
桃子さんは平然としている。
「なんでって……」
嫌がらせをされた。
営業を邪魔された。
客まで巻き込まれた。
警察汰にもなった。
「昨謝ったからって、全部なかったことにはできません」
「そうね」
「だったら」
「だから許せとは言ってないの」
桃子さんは湯呑みにお茶を注いだ。
「働かせることと、許すことは別でしょう?」
俺は返事ができなかった。
黒田さんまでを挟んだ。
「まあ、俺も最初は反対だったけどな」
「だったら反対してくださいよ」
「でもあいつ、今仕事ないらしいぞ」
「それ、俺たちに関係あります?」
「昔、俺らを雇ってくれたのは事実だ」
「契約切ったのもあのです」
「そうだな」
黒田さんは笑う。
「だから面いんじゃないか」
理解できない。
青さんが庫表から顔をげた。
「、最困ってるだろ」
「何がです?」
「事務仕事」
痛いところを突かれた。
が繁盛した結果、俺の仕事は増えていた。
仕入れ、与、シフト、税理士とのやり取り、予約、問いわせ、SNS、設備業者との交渉。
厨にちながら全部処理するには限界がある。
青さんは数字にはいが、歳の彼へこれ以負担を増やしたくなかった。
「塩田はチェーンでやってた。発注もシフトもクレーム対応も、本部との交渉も経験してる」
「でも……」
「を見るのはだが、を回す識までゼロじゃない」
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あまりに確だった。
そのの夕方。
俺は桜さんへ聞いた。
「本当にいいんですか?」
「何が?」
「あの、あなたにぶつからせようとまでしたんですよ」
「実際に指示したか細かいところまではらん。そこは警察や本が理することだ」
桜さんはし考えた。
「でもな、」
「はい」
「寄りになると、失敗した若いもんにもう回やらせるのも仕事なんじゃないかとうんだ」
「若いって、塩田さん代ですよ」
「俺から見りゃ子どもだ」
翌週。
桃子さんが塩田へ話した。
本には何もらせず、へ呼びした。
「どういうことです?」
現れた塩田は戸惑っていた。
俺も戸惑っていた。
桃子さんが言う。
「仕事探してるんでしょう」
「まあ……」
「ここで働けば?」
「は?」
俺と塩田の声がなった。
桃子さんは笑った。
「ちょうどいいじゃない」
塩田はしばらく何も言えなかった。
やがて俺へ向き直った。
「赤坂さん、無理ですよね」
当然だ。
そう答えるつもりだった。
だが横を見ると、全員が俺を見ている。
このたちは半、自分たちを追いした男にさえ「もう度働け」と言っている。
俺はきく息を吐いた。
「条件があります」
塩田の顔ががる。
「待遇はしません。最初はホールと皿洗いです」
「はい」
「もくせません」
「はい」
「それと」
俺は彼を見る。
「このでは、齢で仕事を決めません。若いから偉いも、寄りだからできないもなしです」
塩田の目が赤くなった。
「分かりました」
そしてくをげた。
「未熟者ですが、働かせてください」
こうして俺のさなラーメンに、目の従業員が加わった。
元ライバルの。
だが初から、彼はっていた以に苦戦することになる。