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"生け垣を伐った4日後、隣人が青ざめた理由" 第20話

通学の青空とお様

。抜けるようなれの青空が、どこまでもく広がっていた。 がのの角、のフェンスの元では、犀のひこばえが、掌ほどのきさの鮮やかな緑の若枝へと成していた。 緑の葉が初の陽を浴びて、まぶしいほどに輝いている。

朝分。 カラン、コロンと澄んだ音が響き、通学の向こうから、黄い子をかぶった子供たちの集団がやってきた。 「おばあちゃん、おはよう!」 先を歩く男の子が、真っな歯を見せて元気にを挙げた。 「おはよう! 今もに気をつけていくのよ!」

子供たちは、見通しの良くなったしい角を、何つのない取りで、軽やかに曲がっていく。 フェンスの隙から差し込む朝のが、子供たちのランドセルを黄に染めげていた。 かつて「危ない」「見通しが悪い」と罵られたその所は今、町で番全で、温かなが満ちる交差点へとまれ変わっていた。

私は、箒をに持ち、に落ちたわずかなを掃き清めた。 腰の痛みは相変わらずだけれど、のには点の曇りもなかった。 見げれば、吸い込まれそうな青空の真んで、黄のお様が、燦々とを照らしている。

『お様は、いつだって全部見ておられるよ』 、縁側でお茶をすすりながら、政治がよく笑って言っていた言葉。

嘘をつかず、に迷惑をかけず、誠実に己の筋を通していれば、どんな嵐が吹き荒れようとも、最には必ず温かながり注ぐ。

「お父さん。見てるかい」 私は胸の内で、優しく語りかけた。 「あなたの遺してくれたは、ちゃんとしい芽を伸ばしているよ。子供たちも、元気に笑って通っていくよ」

が吹き抜け、犀の若葉がサワサワと音をてて揺れた。 まるで、しいのが、私の髪を優しく撫でてくれたかのように。 私は背筋をピンと伸ばし、清々しい朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで、輝くのへと穏やかに微笑みかけた。

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