みかん小説
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"離婚裁判で7歳の娘が見せた秘密の映像" 第18話

観葉植物のから

画のの健太郎は、私が見たことのないほど楽しそうに笑っていた。瀬名はリビングのソファへ腰をろし、夫のを引いて隣に座らせた。の距は、専と依頼のものではなかった。健太郎が瀬名の髪に触れ、彼女がその肩にもたれかかる。私は目をそらしたかったが、藤先がそっと資料の端を押さえるのを見て、画面に向き直った。

「見の、やっぱり直した方がよかったかしら」と瀬名が言った。健太郎は「学の写真まで調べるとはわないさ」と答えた。瀬名はし苛ったように、「元の記録には図っていてあったのに、あなたが公園に変えろって言ったのよ」と続けた。健太郎は笑い、「公園なら母親が子どもを放っておいた話にしやすいだろ」と言った。私は机ので指を握りしめた。

の記録は、単なる転記ミスではなかった。は私が娘と緒にいなかった所を選び、娘を放置したことにしたのだ。瀬名は「専としての見だから、全部が嘘というわけじゃない」と言い訳した。健太郎は「事なのは裁判官がどう受け取るかだ」と答えた。法廷ので川弁護士がさく姿勢を変えた。彼も初めて聞く話なのだろう。

映像ので瀬名は、私が学の読み聞かせ会にいた写真についても話した。

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「あのは本当に図にいたのよ。あなたが娘を見ていないを使えって言ったから」。健太郎は「細かいことは気にするな」と笑った。私はその声を聞き、あのの芝居をいした。娘が帰ってきたら話そうとっていた本の内容まで、夫には私を傷つけるための材料に見えていたのだ。

次にはおの話を始めた。健太郎がスマートフォンを取りし、瀬名に画面を見せた。「千百万、全部リベルテに移した。これで座にはほとんど残ってない」。瀬名は「本当に丈夫? 財産分与で調べられたら」と尋ねた。健太郎は「投資の委託料にしておけばいい。借入契約も作ったし、こっちは負債があるように見える」と答えた。私は契約の付をいし、膝のでをねた。

「が売れれば、残りのローンを返してもまとまったになる。音には何も渡さない。柚を引き取れば、俺が庭を守った父親だってことになる」

瀬名は笑わなかった。「子どもを本当に育てるつもりなの? 私、仕事を辞める気はないわよ」。健太郎は軽く肩をすくめた。「学にってるはがかからない。あとは注すればいい。音みたいに何でも自分でやろうとするから変なんだ」。私は胸がつぶれるようだった。夫が欲しがっていたのは娘との活ではなく、裁判で勝ったという形だったのだ。

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瀬名はさらに、私が泣き叫ぶ写真のことを尋ねた。健太郎は「こっちが『おには母親の資格がない』って言えば、すぐになる。そこで写真を撮ればいい」と答えた。瀬名は「次の証言で使えるわね」と言った。私は自分が何度も責められ、何度も説を求め、最には泣いた夜をいした。夫は私の苦しみを見ていたのではない。証拠になる瞬を待っていたのだ。

映像の終わりく、はワイングラスをわせた。健太郎が「これで全部片づく」と言い、瀬名は「奥さんが諦めればね」と返した。その、画面の端でさながいた。観葉植物の葉が揺れ、録画した子どもが息を殺している気配がした。健太郎はその音に気づき、ソファからちがった。「今、何か聞こえなかったか」。映像が急に傾き、そこで終わった。

私は顔を覆った。娘はこの会話を、あの所でで聞いていたのだ。夫の裏切りをったしみよりも、柚がどれほど怖かっただろうといういがかった。裁判官は再を止め、静かに休廷を告げた。健太郎は何か言おうとしたが、川弁護士が腕にを置いて制した。私はその景を見ながら、娘を守るための裁判が、いつのにか娘に守られる裁判になっていたことをいらされた。

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