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"離婚裁判で7歳の娘が見せた秘密の映像" 第14話

消された

元職員の女性は、瀬名の相談で事務を担当していたという。藤先は本の希望に従い、まず弁護士同席で話を聞いた。女性は私と直接会うことを望まなかったが、相談の予約台帳に関する説をしてくれた。、瀬名は午から別の相談者の面談を入れていた。見にかれた央公園での観察は、なくとも記載のどおりにはえない。

女性はさらに、見の稿を印刷した、瀬名から付を直すよう指示されたことがあると話した。修正の文では、観察所は学の図だったという。藤先は話を聞きながら、女性に記憶だけで断定しないよう慎に確認した。もし記録が残っていれば証拠になる。残っていなくても、の私のを裏づける資料はすでにある。

私は学の広報写真をいした。瀬名は図にいた。そこで私と娘が緒にいないを見て、『母親が子を放置した』といたのかもしれない。けれど柚はその、音楽会の練習で別の教にいた。私が娘を見ていないのは当然だった。ひとつの来事から所とを取り除けば、こんなにも別の物語に変えられてしまうのだ。

元職員の女性は、自分が相談を辞めた理由についても話していた。

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患者の記録を切に扱う仕事だとって入ったのに、瀬名から「依頼が求める結論にわせて文章をえて」と言われることが増えたという。彼女は私のために退職したわけではない。ただ、自分が見た自然な指示を放っておけなかった。私はその話を聞き、顔もらないの良に支えられているとじた。

そのの夜、健太郎は突然に帰ってきた。リビングに座るなり「を売る話はにする。代わりにおがくていけ」と言った。私は「娘の活と財産のことは弁護士と相談します」と答えた。夫はテーブルを指で叩き、「何でも弁護士、弁護士か。自分で決められないのか」と笑った。私は初めて、相の言葉に傷つくより先に、何を恐れているのだろうと考えた。

夫が帰った、柚は私の膝に座った。「ママ、パパ、どうしていつも急いでるの」。私は答えられなかった。の事を娘に説するには、まだ確かでないことがすぎた。代わりに「柚は急がなくていいよ」と言った。娘はさく笑い、「じゃあ、あとで話す」と答えた。その言葉を聞き、私は娘にも自分の速度があるのだと改めてった。

藤先は次の期へ向け、元職員の証言の扱いと、瀬名の利害関係について面を準備した。私は計簿と送履歴の覧を更し、以よりずっと落ち着いて数字を見ることができるようになった。

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美からは、さな会計事務所がの補助職員を募集していると教えてもらった。すぐに働けるかは分からないが、履歴を作り始めた。夫が何を奪おうとしても、私の働く力まで持っていくことはできない。

ある夜、娘の部のを通ると、柚がさな声で誰かと話していた。「うん、見せる。でもママには先に言わないで」。話の相は佐伯先ではなく、学のカウンセラーだった。私はち止まらず、廊の気を消した。娘が自分で頼れるを見つけたことを、私は嬉しくった。

翌朝、藤先から「裁判所の調査官と学側の連絡がつきました」と聞いた。娘が何かを持っているらしいことは伝わっていたが、内容はまだ確認されていない。先は「子どもの負担を最限にする形で扱う相談をしています」と言った。私は古いタブレットをいし、ので娘に謝った。気づいていながら何もできなかったが、あまりにもかった。

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