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"離婚裁判で7歳の娘が見せた秘密の映像" 第13話

つの契約

私は契約を見て、最初はが分からなかった。夫が計の座からリベルテ企画へ千百万円を振り込み、その、ほぼ同額を借りたことになっている。もし実際に借り入れたなら、夫の座に入の記録があるはずだ。藤先は相方へ送記録の提を求めた。返答は『資料確認』のまま、次の期まで来なかった。

「資をかしたように見せて、財産分与の対象を減らそうとしている能性はあります。ただし今は能性です」

先は言葉を慎に選んだ。私は契約の付を見つめた。最初の送が終わった翌に、借入契約が結ばれている。利息はパーセント、返済期限は。夫は私には活費がりないと言いながら、よその会社にを渡し、その会社へ返済義務を負うという議な取引をしていた。

契約の用には、作成よりに改訂された会社の式番号が印字されていた。私はそれだけで偽造と決めつけず、藤先に確認を頼んだ。先は「いいところに気づきました」と言い、原本と子データの作成期を調べる必があると説した。数字だけでなく、類の端に残るさな報も、そのがいつまれたのかを語ることがある。

私は昔の経理課で教わったことをいした。

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おがていけば、その先に受け取ったがいる。借ができたと言うなら、貸した側の記録がある。数字をつ並べればもっともらしく見えても、実際のおのきはつしかない。私は送通と契約を系列に並べ、相方の説がりない箇所を藤先に示した。

藤先は、相の類に審な点があっても私が独自に会社へ押しかけないよう注した。私はその理由を理解していた。に任せてけば、娘との暮らしを守るためのが削られる。代わりに確認したい点を覧にし、先が必な資料を求められるよう理した。数字の矛盾を見つけることと、相を責めてることは別の仕事だった。

そのの午、健太郎から突然話があった。「お、瀬名のことを調べてるのか」。私は録音の準備をするより先に、「弁護士に相談しています」と答えた。夫は声を荒らげ、「関係ないを巻き込むな」と言った。私は「娘について見をいた方ですから、関係はあります」と返した。話は方に切れたが、直に『これ以やるなら柚に会わせない』というメッセージが届いた。

私はその文面を保し、藤先に転送した。先は夫側の代理へ、子どもを交渉材料にするような連絡を控えるよう申し入れた。健太郎はそれ以、私に直接脅しの言葉を送らなくなった。

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代わりに、柚へ「ママはパパを悪者にしたいんだ」と話すようになった。娘は夕の、黙って箸を置いた。

「柚、パパとママのどっちが正しいか、決めなくていいんだよ」

私はそう伝えた。娘は「でも裁判官さんは決めるんでしょ」と聞いた。「の責任はが決める。柚が全部背負うことじゃないよ」と答えると、娘はしだけ泣いた。私は抱きしめながら、夫と争うことよりも、娘がこの言葉を信じられるを取り戻す方がずっと難しいとじた。

数、藤先の事務所で資料を理していると、受付の話が鳴った。先が応対した、し驚いた顔で私を見た。「瀬名さんの相談で以働いていたという方から、話を聞いてほしいと連絡がありました」。そのは匿名を希望していたが、見の作成期に自然な指示があったことをっているという。

私は期待しすぎないように呼吸した。誰かの証言があればすべて解決するわけではない。それでも、私がでおかしいとっていたことを、別のもおかしいとじていた。その事実が、く閉じていた窓をしけたようにえた。

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