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"離婚裁判で7歳の娘が見せた秘密の映像" 第10話

調の向こう

婚調の、健太郎は品の紺のスーツを着て現れた。私たちは別々の待へ案内され、調委員を通して話をした。夫は親権を譲る気がなく、私がをることを条件にわずかな引っ越し費用をすと言っているらしい。藤先は、子どもの監護の実態と財産分与はそれぞれ資料に基づいて考えるべきだと主張した。私は自分の帳をき、娘の活が変わらないことを最優先にしたいと伝えた。

調委員から「ご主はお子さんの養育に積極だと話しています」と言われた、私は夫が最になって送迎を始めたことを説した。仕事のあるも娘を迎えにくようになったが、帰宅予定をらせないことがある。以は通院や学の連絡のほとんどを私が担っていた。私はりを込めずに事実を話し、学の記録と医療費の細を差しした。

夫側は瀬名の見を再び持ちした。藤先はの誤記を示し、観察方法と依頼関係について説を求めた。相方の川弁護士は「単なる付の取り違え」と言ったが、見にはその、娘が私に放置されて泣いたとまでかれている。付が違えば、誰のどんなを見たのかも曖昧になる。調委員は慎に資料を読み直した。

その、夫の代理から突然「奥さんが娘さんを連れった」

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と主張された。私は美のに晩泊まった経緯と、翌朝に夫へ全確認の連絡を入れた記録を示した。藤先は、娘が自宅でいを示したために避難したことを説した。相はそれ以く追及できなかったが、健太郎は待の廊ですれ違うと「またげさな芝居をしたな」とささやいた。

私はち止まらなかった。以なら言い返し、泣き、夫に理解してもらおうとしただろう。今は、その言葉を記録する方が娘のためになると分かっていた。調をた、私は待の窓から学の方角を見た。あの、柚はをべ終え、午の授業を受けているはずだった。夫は親権を争う言葉を何度もにしたが、今のの献をっているだろうか。私はそんなことを考えた自分を戒めた。切なのは相をさく見せることではなく、娘が毎どんな暮らしをしているかを正確に伝えることだ。

調はに至らず、婚をめぐる争いは裁判へむことになった。藤先は「ここからは提する証拠の順番が切です」と言い、資料の理を緒に始めた。

裁判へむことになっても、私はすぐに娘の活を変えない方針を藤先と確認した。の予定にわせて学や友達を失わせたくなかった。

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娘が眠った、私は翌週のの献表を蔵庫に貼り直し、習い事のを帳へいた。争いのでも守れる常がある。そのさな約束を、まず自分とので結んだ。

帰宅すると、柚は机に向かって何かをいていた。私が声をかけると、娘はを裏返した。「学の先に渡すお」。私はそれ以聞かず、おやつのリンゴを皿に並べた。娘は切れべてから、「ママ、裁判って、うそをついたが勝つの?」と尋ねた。私はしばらく考え、「うそを見抜くために、いろんなが確かめる所でもあるよ」と答えた。

柚はさくうなずき、を封筒に入れた。翌、佐伯先から私に話があった。娘がいたを、スクールカウンセラーにも見せていいか相談してきたという。先は内容を勝に伝えることはしなかった。ただ最に、静かな声で言った。「柚さんは、お母さんがっているよりずっとい、何かをで抱えていたようです」

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