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"「家は俺が守る」息子を信じた母、4年後の衝撃" 第11話

百万円の方

管理権限を終してから週、私は再びゆり法律事務所を訪れました。藤沢先は、貞子さんが保していたの振込細、修理費の領収、私の座から支払われた固定資産税や保険料の記録を並べていました。

「まず事実だけ理しましょう」

先は計算を使いながら説しました。

貞子さんから直へ支払われた額は、毎万千円。で百万円。

方、根の補修、湯器の交換、私の部へのすり設置など、比較きな事は貞子さん自が別に支払っていました。

気代や代などは当然発していますが、私の座からも基本料の部が引き落とされていた期がありました。

「固定資産税は?」

「全額、黒田さんの座から支払われています」

直が話しいので言った「税にも使った」という説は事実ではありませんでした。

数、直を法律事務所へ呼びました。

彼は回よりずっとさく見えました。

「直さん」

藤沢先が資料を示しました。

「この百万円のうち、何にいくら使ったのか説してください」

直は俯いたまま、最初は「細かい修理」や「管理の」などと言いました。

しかし領収をつずつ照すると、それでは説できない額が残りました。

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「残りは?」

藤沢先が尋ねました。

直はい沈黙の、さな声で言いました。

「……活費に使った」

私は息子を見ました。

「活費?」

「最初は、本当にのことに使うつもりだったんだ。でも毎振り込まれるようになって、しくらいならとって……」

代。

自分たちの計の分。

仕事関係の付きい。

しずつ使い込み、それが当たりになったのだと言いました。

「全部使ったの?」

「全部じゃない。でも……かなり」

私は鳴りませんでした。

むしろ、けなさの方がくなりました。

「俺はを守った」ときな声で言っていた息子の本当の姿は、親のを使って毎入ってくるおを、自分の財布と区別できなくなったでした。

「返すよ」

直が言いました。

「使った分は、ちゃんと返す」

「いくら?」

「これから計算して……」

「あなたが自分の都で決めるんじゃないわ」

私は言いました。

「何にいくら使ったのか、全部いてして。領収があるものは付けて。分からないところも分からないってきなさい」

直は黙りました。

「おが欲しいんじゃないの」

私は続けました。

「曖昧にしたくないの。あなたは、曖昧なままにしたから、ここまできくしたでしょう」

直はくをげました。

数週かけて、支の記録が理されました。

の維持に実際に使われた費用は差し引き、それ以は直自が返すことになりました。

括では無理なので、毎決まった額を貞子さんへ返す約束をしました。

私自は、そのおを受け取りませんでした。

払ったのは貞子さんだからです。

「これはあなたのおよ」

私がそう言うと、貞子さんは首を横に振りました。

「でもさんのおを使わせてもらって……」

「だからこそ、勝に直のものにしちゃだめなの」

私は笑いました。

「自分のおは、自分で決めなさい」

その言葉をにして、し議な気持ちになりました。

以なら私は、「族なんだから」「息子なんだから」で済ませていたでしょう。

けれど族であっても、おには境界があります。

善にも境界があります。

管理を頼むことと、を渡すことは違うのです。

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