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"7年伸ばした髪を妹に切られた日、婚約者まで笑った" 第8話

隠さない具

「更刻が定以古い報は、受け入れ能として表示しない。代わりに確認が必だと示しましょう」

私は佐伯にそう伝え、画面の仕様変更を依頼した。修正できる範囲と、までには対応できない範囲を分けて資料にく。津田さんは「具を先方にらせれば、契約を失うかもしれない」と配する管理職を説得してくれた。私は理事会にる以、都の悪い事実も含めて説する責任があるとっていた。

当の会議では、医療連携構の理事が「予定の分のしかできていないのでは」と尋ねた。私は完成した画面を操作しながら、救急搬送の受け入れ確認に必なつの能を示した。更が遅れた報には警告がること、実際の患者報は使っていないこと、次の段階で監査記録と権限管理を化すること。理事は質問をねたが、最には「これなら現に試してもらえる」と頷いた。

会議をると、佐伯が壁にもたれてく息を吐いた。「られるとってました。正直に言ってよかったんですね」。私は「次は、同じ具を起こさない設計にしよう」と答えた。佐伯は「解です」と笑い、テスト担当者へ連絡を始めた。誰かの失敗を見つけたとき、笑うのではなく直し方を考える。その当たりの姿勢が、私の周りではしずつ形になっていた。

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会議のあと、瀬から通のメールが届いた。『現側で確認すべき項目をまとめました。必なら緒に理します』。添付された表には、病院ごとに違う運用順が丁寧にかれていた。私はその仕事ぶりにし、夕方の打ちわせを申し込んだ。彼は忙しいを縫って来てくれたが、こちらの仕事を奪うようなことはせず、分からない点だけを緒に考えた。

静岡の実では、父が血圧の薬を受け取りにくを忘れていた。蔵庫の覧表には次の受診も薬局の話番号もかれている。それなのに父は「凛がいつもに言ってくれた」と母に満をぶつけた。母は「自分の薬でしょう」と返し、とも黙った。私がいないことで便になったのではない。私がいる、自分で覚えなくてよかったことが、突然自分の仕事に戻ってきただけだった。

父は結局、自分で薬局に話した。受話器の向こうの薬剤師は、受診の予約方法も必な類も丁寧に説してくれた。続きを終えてみれば、難しいことは何もなかった。父は話を置き、蔵庫の覧表をもう度読んだ。そこには、私がをるに調べた報が過なくかれていた。

美緒はしい仕事を探し始めたが、面接で画の件を聞かれるたびに腹をてた。帰宅すると母に「お姉ちゃんが戻れば、私だってこんなに責められないのに」

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とこぼした。母は最初、慰めようとした。しかし私の部が空のままなのを見ると、言葉がなかった。娘がていった理由を度も理解しないまま、またその娘に問題を解決してもらおうとしている。

私は夜、福岡のさなスーパーで分の材を買った。誰かの好みにわせて献を変える必はなく、好きなものを選んでよい。に戻り、簡単な夕を作って窓辺に座ると、い髪が頬に触れた。はまた仕事がある。寂しくないと言えば嘘になるけれど、誰かの音に構えずに過ごせる夜を、私はもう放したくなかった。

卓でになるのが怖いとった夜もあった。けれど、寂しさを埋めるためにあのへ戻れば、また私が黙ることでしか事が終わらない。私は週末に野と映画を見る約束をし、会社のと仕事以の話もするようになった。れたあとに残った空を、急いで誰かで埋めようとはしなかった。

そのは売りで、ずっとべたかった辛のカレーをに取った。実では父が辛いものを嫌い、修も「胃に悪い」と言うので、いつも甘を選んでいた。誰かにわせること自体が嫌だったわけではない。ただ、私の好みを聞かれないまま決まることが当たりになっていた。買い物袋ののさな箱を見て、私はし笑った。

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