"夫の愛人を家に招いた義母、3日後の悲鳴" 第10話
親友の煙と虎のの鬼弁護士
翌朝、午。 ホテルの客話から連絡を入れた桜は、指定した座の会員制カフェのテラス席にいた。 午の柔らかながり注ぐテーブルの向かいには、のスーツを完璧に着こなした美女が、細い煙を指に挟んで座っていた。
野彩(みずの・あや・歳)。 桜の学代からの親友であり、現、都内屈指のPRエージェンシーを経営する辣腕女性社だ。
桜はを交えず、淡々と昨夜の来事をブリーフィングした。 夫の度なる会社の赤字補填、義母のカード浪費、そして昨夜、自宅の卓でに松坂牛を取り分け、自の級計を貢いでいた現のすべてを。
彩は煙の煙をふうっと空へ吐きすと、カチリとライターをテーブルに叩きつけた。 「……あんた、よくそのでそのバカ親子と棒猫をミンチにしなかったわね」 彩の切れの瞳に、業のようなりが宿っていた。 「毎何万も貢がせて、ので贅沢昧しておいて、本妻の目のでに肉をわせる!? のクズにも程があるわ! それで、あんたはどうする気なの? まさか、あのタワマンをあの寄虫どもにくれてやる気じゃないでしょうね!?」
「まさか」 桜は運ばれてきたダージリンティーのカップを静かに置いた。 「私の特財産である証拠は、婚契約も含めて完璧に揃ってる。
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私が夜けを待っていたのは、で騒ぎてるためじゃないわ。……最も残酷で、最も法で、撃で息の根を止める準備をえるためよ」
彩の元が、ニヤリと吊りがった。 「いいわ。そうでなくっちゃ。昔、経営学部の気な男どもを論理でボコボコにして泣かせてた、あの“鉄の女”の復活ね」 彩は即座にスマートフォンを取りし、アドレス帳をスクロールした。 「あんたに最の武器を授けてあげる。虎のに事務所を構える、婚・企業法務のトップスペシャリスト、条健太郎(いちじょう・けんたろう)弁護士よ。相がどれだけ悪辣だろうが、財産隠しだろうが、法に包み剥いで骨までしゃぶり尽くすことで名な、業界屈指の“鬼”よ。今すぐ予約を入れるわ」
同、午。 虎のの層ビル内にある法律事務所のVIP応接。 な防音ドアの向こうで、縁の鏡をらせた条弁護士が、桜の提した類の束を素くめくっていた。
「素らしいですね、藤堂さん」 条弁護士のい唇に、徹な笑みが浮かんだ。 「公正証による婚契約、およびローンの支払い履歴、さらにはご主の会社への貸付・保証類。これほど完璧に揃っていれば、裁判所の判断を待つまでもなく、こちらの完全勝利です。タワーマンションからの即退はもちろん、ご主に対する損害賠償、そして会社への求償権使まで、すべてこちらのい通りに駒をめられます」
「条先」 桜の瞳の奥に、絶対零度のが宿った。 「私が望んでいるのは、単なる婚ではありません。……あの者たちが、私の信用と資のに胡座をかいて築きげた偽りの活を、根底から完全に崩壊させることです」
「承いたしました」条は帳をき、ペンをらせた。「では、第段階として、何を執いたしましょうか」
桜はバッグから、枚のメモ用を取りしてテーブルに滑らせた。 「すべてのアカウント、およびライフラインの【完全遮断】です」