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"四十九日の絶縁" 第16話

差し押さえられたと、救急のサイレン

役所の担当者の話によると、事態はこうだった。

の末、ついにによる抵当権の実がわれ、あの広な義実のと建物は、裁判所によって完全に差し押さえられた。 競売始決定の通が届き、執官が鍵をけて敷にち入った際、のはの踏みもないゴミ敷と化していたという。

気もガスもも止められ、真の寒波の、悦子は埃まみれの布団にくるまり、脱症状と体温症で識朦朧となって倒れていたのだ。 首の捻挫は放置されたせいで悪化し、歩困難な状態に陥っていた。 救急で病院へ緊急搬送され、命は取り留めたものの、もはやで活できる状態ではなく、退院しても帰るすらすでにしていなかった。

『病院のソーシャルワーカーが次男の修平様にご連絡を入れたのですが、「切の銭援助も元引受も拒否する。法に能な限り、公な活保護と成見制度で処理してくれ」と、きっぱり断られまして……』

「そうですか。修平さんの判断は当然だといます」 私は眉ひとつかさずに答えた。 『裕子様……もし能であれば、入院費のて替えや、施設への入所続きだけでも、お力を貸していただけないかといまして……』

「田様」

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私は静かに、だが確な境界線を引く声で遮った。 「お気持ちは分かりますが、お断りいたします。あの方は、私の夫がくなったの当に、私の全私物をゴミ捨てに投げ捨て、『嫁は所詮赤のだ、とっととていけ』と罵倒して追いした方です。幼い孫を騙し、養子縁組を偽造してが子を奪おうとまでしました」

話の向こうで、職員が息を呑む音が聞こえた。 「私は、あの方の望み通り、法律の赤のになりました。の老婆が自らの放漫な浪費と悪によって自滅したからといって、なぜ私がを差し伸べなければならないのでしょうか。公な制度の範囲内で、活保護の受と寄りのない齢者向けの公施設への収容続きをめてください」

『……分かりました。ご無理を申しげて、変申し訳ありませんでした』 職員はく納得したようにをげ、通話を切った。

受話器を置いた私のには、片の罪悪も、復讐のすら湧かなかった。 ただ、たいが吹き抜けたのような、静かな空虚があるだけだった。 を呪わば穴つ。 の尊厳を踏みにじり、族をと見栄の具としてしか見なかったの、これが必然の末なのだ。

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