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"四十九日の絶縁" 第6話

の沈黙と、仕掛けられた罠

「修平さん、落ち着いて話してください。お義母さんが、体何を……?」

スマートフォンのスピーカーから漏れる修平さんの声は、りと羞恥で激しく震えていた。 『義姉さん……兄さんのが終わった直、母さんから僕の個メールに、国際郵便の追跡番号と緒にメッセージが届いたんです。「修平、さおりさん、朗報よ。あなたたち夫婦に、最の跡取り息子を用してあげたわ」って……』

修平さんの告によってらかになったのは、悦子の常軌を逸した暴の全貌だった。 次男の嫁であるさおりさんは、数にい子宮の病を患い、術の末に子供を望めない体になっていた。夫婦はその現実を受け入れ、でを取りって向きにきていくことを決していたのだ。 ところが、柄と血筋に異常な執着を持つ悦子は、男の公平がくなった瞬、悪魔のような計略をいついた。

――未になった裕子から歳の陽翔を取りげ、子供のいない次男夫婦の「特別養子」として入籍させ、浅野の本の血筋を無理やり継がせようとしたのだ。

『母さんは、義姉さんの戸籍謄本や印鑑登録カードを勝に義実の庫から持ちし、養子縁組の承諾類に義姉さんの名を偽造してサインしようとしていたんです! 「裕子さんは若くて資格もあるんだから、子供を放して軽になった方が再婚もしやすいはずよ」

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なんて、ふざけたことを抜かして……!』

受話器を握る私の指先に、ギリギリと力がこもる。 私のを否定し、夫の命を奪われたしみに浸るすら与えず、今度は私の腹を痛めて産んだ息子を、自分の歪んだ見栄の具として差しそうとしていたのか。

「修平さん。教えてくれて、本当にありがとう」 私は極めて静に、語語を区切って告げた。 「その類、絶対に受理されないよう、使館と本の役所に連絡を入れてもらえますか?」 『もちろんです! さおりも激して、母さんには「そんなおぞましい真似をするなら、度と本のは踏みません!」と絶縁状を叩きつけました。……義姉さん、どうか母さんを許さないでやってください』

話を切った、私は呼吸をつした。 計の針は午。悦子は今頃、陽翔とを連れて、ディズニーランドきの特急列に乗っているはずだ。 級ホテルに泊まり、甘いお菓子とおもちゃで陽翔を完全に籠絡し、「おばあちゃんと暮らす」という言質を取ってから私に突きつける――それが悦子の浅はかな筋きなのだろう。

だが、悦子は決定なことを見落としていた。 歳のを、ただの無力な子供だと侮っていたことだ。

かける夜、は私にこう力く言ってくれていたのだ。 『お母さん、配しないで。

陽翔のことは私に任せて。私ね、とっておきの「魔法」があるの。おばあちゃんの嘘なんかに、絶対に陽翔を渡さないから』

私は娘の恵と勇気を信じることにした。 警察を呼んで力づくで連れ戻すのではなく、悦子が自らの傲さによって自滅し、度とちがれない完全な敗をわわせるための台をえる。

私は、切の連絡を絶ち、沈黙を守り続けた。 そのに、設計事務所の所に事を話し、独に向けた準備を倒しでめるとともに、夫がに遺してくれていたな類の精査を、弁護士と共に着々とめていたのである。

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