"離婚翌日、父と食事中の私を「また金持ちに寄生か」と笑った元夫の末路" 第11話
の裏切り
「私、関係ないです」
突然、瑠菜が言った。
亮介が振り返った。
「は?」
「本当は私も被害者なんです」
さっきまで亮介の腕に寄り添っていた女性が、今度は私に向かってをげた。
「奥さん、本当にすみません」
「元妻です」
「あ……すみません」
瑠菜は目に涙を浮かべた。
「亮介さんにく誘われて、断れなかったんです。会社では先輩だし、評価もかったから、逆らったら仕事で何されるか分からなくて」
「お、何言ってるんだよ」
亮介が声を荒らげる。
「散々好きだって言ってただろ!」
瑠菜は無した。
「夫婦関係はもう破綻してるって聞かされてました。すぐ婚するって。だから私も騙されてたんです」
沈み始めたから、自分だけびりようとしている。
あまりにも分かりやすかった。
「必なら、亮介さんが会社で誰に何をしたかも話します」
「ふざけるな!」
亮介の顔が真っ赤になった。
「俺がおにどれだけ尽くしたとってるんだ!」
その言葉に瑠菜がで笑った。
「尽くした?」
「い飯だって何回も奢っただろ!」
「最初だけじゃん」
瑠菜の調が変わった。
「万円超えたらすぐ『男女平等だからしして』って言ってきたでしょ」
私はわず亮介を見た。
倫相にまで割り勘だったらしい。
「旅だって俺がした」
「ガソリン代を何回恩に着せられたとってんの?」
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「実際俺が払っただろ!」
「たった数千円で何回言うの? ケチすぎるんだけど」
の言い争いはどんどんいところへ落ちていく。
やがて亮介は叫んだ。
「じゃあ、今まで買ってやった物全部返せよ!」
瑠菜が瞬黙った。
私はそこでを挟んだ。
「それ、難しいとうよ」
亮介がこちらを見た。
「何でおが分かるんだよ」
「瑠菜さん、もらったアクセサリーのかなりの数を返品してるみたいだから」
瑠菜の顔が変わった。
「何で……」
「亮介って財布の理苦でしょう?」
結婚していたからっている。
レシートをいつまでも財布に入れっぱなしにする。
瑠菜はそこから購入証になるものを抜き取り、未使用のアクセサリーをへ持っていったらしい。
父の調査ので確認された事実だった。
亮介は震える声で聞いた。
「本当なのか?」
瑠菜は答えない。
「俺が買った物、売ってたの?」
沈黙が答えだった。
「、何に使ったんだよ」
私はさらに枚の写真をした。
そこには瑠菜が、別の若い男性と腕を組んで歩いている姿が写っていた。
亮介の目が見かれる。
「この男……誰だ?」
「瑠菜さんの本命みたいだよ」
亮介が子へをついた。
自分は妻を裏切り、若い女性に選ばれた成功者だとっていた。
けれど実際には、その女性からも「都のいい男」として扱われていただけだった。