"義両親をこき使う伯父に、嫁の私が反撃した日" 第17話
暴かれた共倒れの危
座敷のに、苦しい沈黙が落ちた。 国男伯父さんはち尽くしたまま、荒い息を繰り返していたが、ノートに刻まれた圧倒な事実のに、言の反論も絞りせなかった。
その、これまで夫の背に隠れて震えていた義母の典子さんが、スッと背筋を伸ばしてにた。 「美代子さん」
義母の声は、驚くほど澄んでいた。 名指しされた美代子叔母さんが、ビクッと肩を揺らして顔をげる。
「私たちが返済を終えていたことも、主が無でを伝っていたことも、ごありませんでしたか?」 「そ、それは……私は……うちのから、ずっと『弟を養ってやってる』としか聞いてなくて……」 美代子叔母さんは目を泳がせ、すがるように夫を見げたが、国男伯父さんは固まったままかない。
「らなかったのなら、仕方がありません」 義母は静かに、だが決して引かない線で美代子叔母さんを見据えた。 「ですが……らなかったからといって、をともわず、親戚ので召使いのように顎で使い、笑いものにしていい理由にはなりません。おの貸し借りがあったとしても、としての尊厳まで差しした覚えはありません」
義母の言葉は、刃物のように鋭く、美代子叔母さんの胸元を貫いた。 「私たちはおを返しました。主は労働で恩を返しました。
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……私たちはもう、誰にも負い目はありません。今限りで、あのの借を理由にした見しは、すべて終わりにさせていただきます」
「の……典子さん……」 美代子叔母さんは顔面を蒼にし、膝ので握りしめた扇子を震わせるしかなかった。
親戚同の線が、完全に逆転していた。 これまで「偉な兄と、厄介者の弟夫婦」だとい込まされていた構図が、すべて国男伯父さんの歪んだ虚栄がみした捏造だったとったのだ。 誰も義父母を笑う者はいなかった。 むしろ、もの、をかぶりながら沈黙を守り、自力で活をて直してきた義父母の誠実さに、畏敬のすら抱いているようだった。
「お、おたち……」 国男伯父さんが、絞りすように声を絞った。 「親戚の皆ので……この男の俺に、恥をかかせる気かッ……!」
そのあまりにも勝な台に、私の隣に座っていた健太が、静かにちがった。 「伯父さん」 息子のい、威厳に満ちた声が座敷を制した。
「恥をかいたんじゃない。……親父とお袋が、かけて取り戻した誇りを、あんたがこれ以踏みにじることができなくなっただけだよ」