"雪の空港で消えた四人と第七格納庫" 第14話
36目の葬儀
のいが始まった、郊の静かな霊園につの墓が並んだ。完全に同じ形ではない。それぞれの族が選んだと文字が使われていたが、基は互いが見える距に置かれていた。
宅恵子は順子の墓へいを供えた。
隣には順子の息子と娘がいる。
とも母親よりにい齢になっていた。
息子は幼い頃の写真を枚持ってきた。
母に肩されている自分。
写真のの順子は32歳のままだ。
「やっと齢が追いつきました」
彼は誰に言うでもなくつぶやいた。
佐藤理の墓には健が妻との娘を連れて来ていた。
健は保管していた婚約指輪を棺へ入れることはしなかった。
代わりに、理の両親へ返した。
「これは僕のいではなく、理さんのの部だから」
妻はその隣で何も言わずをげた。
理の両親は州からで来ていた。
へ戻るのは、娘の失踪に引っ越して以来初めてだった。
直は奈の墓へ、子どもの頃に姉と緒に撮った写真を置いた。
「親父とお袋に見せてやりたかったな」
そう言ったあと、しだけ笑った。
「でも、たぶん向こうで先に会ってますね」
森田さゆりの墓には妹の弓がでった。
両親とは最まで関係を修復できなかった。
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しかしの族が彼女を自然に輪のへ迎え入れた。
35、それぞれ違う形で同じ事件を背負ってきたたちだった。
式では犯の詳しい話はされなかった。
代わりに、がきていたの話が語られた。
順子の冗談はに辛辣だったこと。
理が結婚式の席順を何度もき直していたこと。
奈が休みのたび旅計画をてていたこと。
さゆりが数はないのに、誰かが体調を崩すと必ず最初に気づいたこと。
泣き声のに、何度も笑いが混じった。
野と柴田はしれた所にっていた。
警察官として、族のへ入り込みすぎるべきではない。
式が終わった、恵子がのところへ来た。
「ありがとうございました」
野は首を振った。
「もっとく見つけることができれば」
「いいんです」
恵子はゆっくり言った。
「35はかった。でも、あの子がどこにいたのか分からないまま私がぬことだけが番怖かった」
彼女はつの墓を振り返った。
「もう探さなくていいんですね」
その言葉に、柴田は目を伏せた。
自分が若い頃から背負ってきた事件も、ようやくつの区切りを迎えた。
だが完全に終わったわけではなかった。
式の最、野の携帯には仙台県警からメッセージが届いていた。
で見つかった別の証拠品が、1981に消えた女性の事件と致する能性があるという。
黒田が残したは、まだすべてらかになってはいなかった。