"雪の空港で消えた四人と第七格納庫" 第7話
のの所
系に残るの登記を確認すると、黒田信司名義の林が実していた。国から細いへ入り、さらにのない森をんだ所で、敷内には昭期に建てられたさなが棟ある。固定資産税だけは、匿名にい形で定期に支払われていた。
「つまり、誰かが管理していた」
野は図を見ながら言った。
警察はすぐに特殊犯捜査部隊と犯罪分析官へ協力を請した。黒田が70歳になっていることを考えれば体な危険性はがっているかもしれない。しかしを期監し、空港内から痕跡をほとんど残さず消した男である以、齢だけで全とは判断できなかった。
分析官の神崎真由は、これまでに判した資料を読み終えると、黒田についてつの見方を示した。
「この男は、事件そのものだけでは満していない。記録し、保し、いつか誰かに見られることまで含めて完成だとっていた能性があります」
第7格納庫の部。
脚の子。
ラベルを貼ったカセット。
すべてが「発見される未来」を識したように見える。
「だったら、なぜ35も隠したんです」
野が尋ねた。
「そのものを演に使ったのかもしれません」
その言葉が、野には最も気にじられた。
翌朝、警察両台が札幌を発した。
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野、柴田、神崎、SITの隊員、元署の太田署らがへ向かい、昼には麓のさな集落へ到着した。
商の配女性は、黒田のについてな証言をした。
「誰もんでないとっていましたけど、でも煙突から煙がることがありましたよ」
毎ではない。
数に度。
菜の季節やの初めに、くからを見たこともあった。
「寄りの男だったといます。町へりてくることはほとんどなかったですね」
は輪駆で林へ入った。
は次第にくなり、途からをりて歩くことになった。々のからようやくが見えた、煙突から煙はていなかった。
建物の周囲にもしい跡はない。
しかし窓は割れておらず、根も最限の修繕がされている。
完全な廃ではない。
玄関には比較しい京錠がかかっていた。
SITが周囲を確認し、内部へ入った。
数分、隊の伊が入へ戻ってきた。
「はいません」
それだけ言った、彼は度振り返った。
「ただし、見てもらいたいものがあります」
野と柴田がへ入った。
簡素な丸太造りの内には、薪ストーブ、机、簡易ベッドしかない。
その代わり、正面の壁全体が写真で覆われていた。
枚や枚ではない。
何百枚。
古い写真のに別の写真が貼られ、さらにそのへしい写真がなっている。
野はづき、息を止めた。
すべて第7格納庫の部だった。
脚の子。
の女性。
事件直に撮されたものだと分かる古い写真。
さらにを経た同じ部を、何かおきに撮した写真まである。
黒田は逃げたのではなかった。
何度も空港跡へ戻り、自分の残した所がそのままであることを確認していたのだ。
そして机のには、数冊の記と量のカセットテープが残されていた。
最もしい記の最の付は――だった。