"白米だけの夕飯を出されたので、家を出ました" 第11話
「居」という文字
「居って……何?」
芳の声が裏返った。
公平もろから、
「は?」
とく声をした。
私は公園の計を見た。
昼休みはくない。
「会社のくに部を借りました」
「いつ?」
「から」
「かもじゃないか!」
「も類もしずつ運びました」
公平は何も言えなかった。
。
クローゼットのが減っていると芳が気づいた。
公平自が、
「替えじゃない?」
と言って片付けた。
妻が消える準備をしていることに、番くにいた夫だけが気づかなかった。
「弁護士の先にも相談しています」
「弁護士って、げさだろ!」
「話せば分かることじゃない」
私はしだけ笑った。
「私はく話したよ」
何度も。
公平は流した。
「今の午、先からあなたへ面がます。これからの話は先を通してください」
公平の声から力が抜けた。
その。
芳が泣きそうな声で言った。
「私はどうなるのよ」
私は黙って聞いた。
「暮らしなんて無理だから、ここにいるのよ。麻子さんがいなくなったら、誰が公平の世話するの?」
ここでも、自分の配だった。
そして芳は、
「私はこのしか居所がないのよ」
と言った。
その言葉で、私はの確定申告をいした。
私は芳へ言った。
「お母さん。それは違いますよね」
「何が?」
「自分ののこと、公平さんへ話してください」
芳の息が止まる。
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公平が聞いた。
「って、あの実?」
「……」
「何だよ、母さん」
芳はい黙った。
やがて、さな声で言った。
「に貸してるのよ」
「は?」
「だから今は帰れないの」
公平の声が気にきくなった。
「空きだって言ってたじゃないか!」
「空きにしておくとが傷むって産さんが……」
「いつから貸してるんだよ」
芳は答えた。
「の」
公平がを数え始めた。
「って……母さんがうちに来たのだろ。半も経ってないじゃないか」
そう。
「半だけ」と約束した半が終わるに、芳は自分のへを入れていた。
しかも、それより。
同居始週のには、産管理会社と入居者募集の契約を結んでいた。
私はそのことを言わなかった。
芳本に話させた。
「賃はいくら?」
公平が聞いた。
「万円」
「毎?」
「そうよ」
「母さん、だけじゃ細いって言ってたよな」
声が震えていた。
「だから活費、円もいらないって俺たち……」
芳は何も返さない。
「万円も賃入ってたのかよ!」
私は公園のベンチに座ったまま聞いていた。
計へ万円しか入れず、「俺が黒柱」と言っていた公平。
その公平も、母親が自分よりい額の賃収入を持っていることをらなかった。
私はを挟んだ。
「お母さんがどこで暮らすかは、で話してください」
「麻子」
「私は午も仕事だから」
「待ってくれ」
「これからは先を通してください」
話を切った。
会社へ戻る。
さんが私の顔を見た。
何も尋ねない。
たださく頷いた。
私も頷いた。
翌。
原先から送られた面が公平のもとへ届いた。
計分担の覧も添付されていた。
私、およそ万円。
公平、万円。
芳、ゼロ。
昼過ぎ、公平からLINEが来た。
《費全部おのカードだったのかよ》
続いて、
《こんなにかかってたのか》
私は返事をしなかった。
さらに夕方。
公平から別のメッセージが来た。
《母さんの部から産との契約てきた》
数分。
《付315》
《母さんがうち来るじゃないか》
そして最に。
《母さんに聞いた》
《最初から帰るつもりなかったって》
私は画面を伏せた。
芳の「半」は、途から嘘になったのではなかった。
最初から嘘だった。