"赤いガーベラと私の家" 第14話
リオが来た
。
リオを迎えた。
柄な柴犬だった。
保護されたはのをし怖がっていたらしいが、美子の協力もあり、何度か面会するうちに私にはゆっくりづいてくれるようになった。
「焦っちゃだめ」
美子が教えてくれた。
「この子が自分でづいてくるのを待つの」
私はその言葉が好きだった。
無理にづかせない。
嫌がっているなら待つ。
相の境界を尊する。
同士でも同じだったのかもしれない。
リオが初めて居へ来た。
最初は玄関からかなかった。
分。
分。
私はしれたへ座った。
やがてリオが歩む。
匂いを嗅ぐ。
もう歩。
そしてリビングへ入った。
壁には母のガーベラ。
窓からの差しが入る。
リオは絵ので丸くなった。
「そこが好きなの?」
私は笑った。
スマートフォンで写真を撮る。
誰に送ろうか迷った。
美子へ送った。
そしてし考えてから、裕にも送った。
《リオです》
しばらくして返事が来た。
《犬飼ったんだ》
《うん》
《さいなら俺でも丈夫かも》
わず笑った。
《会わせるかどうかは、リオが決める》
《厳しいな》
《飼い主だから》
しして。
《今度、ちゃんと連絡してからっていい?》
以の裕なら、
《今度くから》
だった。
私はその違いを見た。
すぐには返さなかった。
リオのを撫でる。
そして、
《に連絡して。都がえばね》
と返した。
それでよかった。
親子だから、すべて元通りにする必はない。
壊れたものを無理に元の形へ戻す必もない。
しい距を作ればいい。