"妻のスマホに残っていた半年先の「2名様」" 第19話
写真のの続き
美の回忌をに、織と緒に写真を理した。
パソコンへ移した何千枚もの写真から、族に渡すものを選ぶためだった。
「これ、ひどい」
織が笑った。
画面には、ソファで寝ている私が映っている。
最初にスマートフォンを理した、見つけた写真だった。
「消していいぞ」
「駄目。残す」
「何でだよ」
「お姉ちゃんが面いとって撮ったんだから」
2で笑った。
写真を見ていると、半には気づかなかったことがたくさんあった。
美は病院の写真ばかり撮っていたわけではない。
空。
べ物。
。
私。
護師にもらったカード。
病の窓へ止まった鳥。
どの写真にも、「最だから残そう」というさがほとんどない。
ただ、その目のにあったものを撮っている。
私はい、妻の最の数かを「へ向かっていた」としてしか見ていなかった。
でも美にとっては違ったのだろう。
病院にいても、今があった。
昼があった。
窓のに空があった。
半の予約があった。
きているは、自分がぬのためだけに毎を過ごしているわけではない。
当たりのことだった。
織が帰った、私はしい写真フォルダをいた。
そこにはこの2で撮った写真が増えている。
桜。
藤本とった焼き鳥。
焦げた魚。
1でった。
会社の若い社員たちとの忘会。
織のの犬。
そして、1でべたル・シエルのデザート。
美の写っている写真は枚もない。
それでも私は、そのフォルダを閉じなかった。
過の隣に置いた。
どちらも自分のだからだ。
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