"妻のスマホに残っていた半年先の「2名様」" 第12話
解約の
翌の初め、私は美のスマートフォンを持って携帯話会社へった。
半以できなかった続きだった。
を証する類と本確認類をす。
員は慣れたつきで確認し、「本で回線を解約できます」と説した。
「の写真は消えませんよね」
私はのため聞いた。
「端末のデータはそのままです。ただし、クラウドのデータなどは契約内容によりますので、必なものは事に保をお願いします」
「全部移しました」
そう答えた。
続きは20分ほどで終わった。
驚くほど簡単だった。
半できなかったことが、20分で終わった。
をてスマートフォンを見る。
画面は今までと同じだった。
桜の壁もある。
写真もある。
カレンダーもある。
美から届いた昔のメッセージも残っている。
ただ、話番号だけが役目を終えた。
私はその初めて気づいた。
解約したら、美が全部消えるような気がしていた。
でも消えなかった。
当然のことなのに、半かかった。
帰宅してから、私はスマートフォンを仏壇の横へ置こうとしてやめた。
代わりに引きしへ入れた。
毎見る所に置く必はないとった。
夜、青いノートを見ながら魚を焼いた。
し焦げた。
噌汁はよりましだった。
事を終えた、自分で器を洗う。
テレビをつける。
ニュースを見ている途、面い面があり、私は笑った。
その瞬、以なら胸にまれていた罪悪が、しだけくなっていることに気づいた。
美のには「私を忘れないで」とは言もいていなかった。
むしろ反対だった。
何でもないにした。
でべる練習をさせた。
空席まで片づけた。
美は、自分がいない所を私に見せようとしていた。
残酷にもえる。
でも、それが妻の優しさだった。
私は仏壇へ向かって言った。
「スマホ、解約したぞ」
写真の美は笑っている。
「半もかかった」
しを置く。
「でも、できた」
それだけ報告した。
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