"離婚したので、義実家への月50万円をやめました" 第3話
義母の座から消えていた30万円
私は弁護士へ、義両親への送記録をすべて渡した。
「分あります」
『かなりの額ですね』
「計で3000万円い」
『贈与として渡していたおなら、単に使途が気に入らないという理由だけで返還を求めるのは難しいです』
「分かっています」
私は頷いた。
「ただ、活費だと言われて送っていました。もし最初から別の用途を隠していたなら、その事実だけ確認したい」
数。
答えはわぬところから来た。
義父ので、以私とも面識のあった税理士からへ連絡が入ったのだ。詳細な座報を勝に示されたわけではない。だが「親の活援助」として説されていた資について、健太の両親が別の使途をにしていたことが分かった。
その報をもとに、弁護士を通して必な資料を理した。
そして浮かんだのが、方都にある級マンションだった。
彩佳がんでいる。
賃約20万円。
駐、具レンタル、活費。
健太の料だけでは維持が難しい。
私は自分の記録と照らした。
毎、義母へ50万円を送る。
ほぼ同期に、健太の族側から彩佳に関係する支払いが発する。
額は毎30万円。
残りは義両親の活費や交際費。
「つまり……」
ホテルの机で、私は数字を見つめた。
私が義両親を助けるつもりで送ったの部が、結果に夫のをまわせるために使われていた。
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直接私が彩佳へ送ったわけではない。
だが構造は同じだった。
私は働く。
義母へ50万円送る。
義母は息子のためと言ってをかす。
健太はそのでを囲う。
そして最に、私へ「仕事ばかりのたい女」と言った。
そのの午、調査会社から報告が届いた。
彩佳、25歳。
健太の実と同じの。
義母が通っていたフラワーアレンジメント教で講師補助をしていた女性。
約半、義母が健太へ紹介している。
つまり偶然の倫ではなかった。
なくとも義母は、の関係が始まるきっかけを作っていた。
報告にはSNSの投稿も保されていた。
《素敵な族に会えて幸せ》
《仕事しかできないのより、庭を切にできる女性になりたい》
写真には健太。
彩佳。
義父母。
が並んでいた。
私だけがらない「族」が、ずっとから作られていた。
それでも私が最も驚いたのは、彩佳の投稿ではなかった。
《若社の彼》
その言葉だった。
健太は社ではない。
私の会社にも勤めていない。
「調査員さん」
私は話をかけた。
「彩佳さんは、健太を何者だとっていますか」
『IT関連会社の実質な経営者だと聞かされています』
私は数秒黙った。
『ご両親も、元では息子さんが事業を成功させたような話をしているようです』
「会社名は?」
『社の会社名です』
わず目を閉じた。
私が作った会社。
私が融資を受け、採用し、取引先へをげ、徹夜しながら守った会社。
その板まで健太の族は使っていた。
その夜、私は初めてりらしいりをじた。
倫そのものではない。
私のが、彼らの見栄を維持する具にされていたことに。
だがりのままく気はなかった。
私は枚のへいた。
《》
《》
《50万円》
《彩佳の居》
《会社名》
その横に、健太が私へ言った言葉をく。
《全部、俺のもの》
最に本、横線を引いた。
彼が失うのは、とだけではない。
自分が何者であるかという「設定」そのものだった。
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