"50歳の再婚、披露宴で知った夫の嘘" 第13話
叔父の鉄槌と制執の宣告
「……正。貴様という男は、ここまで腐りきっていたのか」
次にをいたのは、親族の老である剛叔父だった。
威厳に満ちた髪を震わせ、杖をに激しく突いた。
「昨夜、わしに泣きついてきたの言葉は何だった? 『玲子が親族を侮辱し、母を追いそうとしている』と鱈目を並べて、わしを鉄砲玉にして玲子さんを脅迫させようとしたな」
「叔父さん、あれは……!」
「黙れッ!!」
剛叔父の号が部を揺るがした。神崎事部すら息を呑む気迫だった。
「林のはな、先祖代々、商売として『信用』だけを板にしてきてきた系だ。親のを横領し、妻の類を偽造し、会社を騙して遣いを稼ごうとするようなコソを、族の男として親戚筋に顔向けできるとうか!」
剛叔父は懐から、枚の公正証用を取りした。
「幸恵から着した百万円。貴様の退職、および目黒のマンションの敷返戻、を売却した代から、全額即括返済してもらう。すでに親族会で決議を取り、弁護士を通じて貴様の全座の【仮差押え】の続きを裁判所に申しててある」
「差押え……!? そ、そんなことされたら、僕の活費が……!」
「ったことか! 借を返せないなら自己破産でも何でもしろ! 本ただ今をもって、貴様を林の親族名簿から永久に除名する。
法事にも、墓参りにも、度と来るな。親戚同、貴様からの連絡はすべて着信拒否にするよう通達した」
「叔父さん……! 頼む、見逃してくれ! 座するから……!」
正はに膝をつき、絨毯に額を擦り付けた。
かつて親戚の集まりで「企業の課代理」「親孝な男」として傲に振るっていた男が、今はのをい回る虫のように震えている。
しかし、剛叔父は瞥もくれず、吐き捨てるように背を向けた。
「見苦しい。……神崎部、親族としての証言は以です。あとは会社の厳正な処分に委ねます」
「承いたしました」
神崎部がく礼し、線をややかに正へと戻した。
「さて、林課代理。次は、私たちが君をどう処分するかという話だ」