"50歳の再婚、披露宴で知った夫の嘘" 第10話
【編クライマックス】決戦の召喚状
その夜、私は名古内のビジネスホテルに泊し、幸恵と共に徹夜で告発資料の作成にあたった。
翌朝、、曜。午半。
京・丸の内にそびえつ、都エレクトロニクス本社ビル。
ガラス張りの壮なエントランスに、私と幸恵、そして――昨夜の通話で事実をり、蒼になって駆けつけてきた親族代表の剛叔父のが並びった。
「玲子さん……本当にすまなかった」
剛叔父は、昨の尊な態度を完全に捨てり、私ので々と腰を折ってをげていた。
「正がここまで腐りきった男だとはらなんだ。親族の恥だ……わしも証として、すべてを会社にぶちまける」
「ありがとうございます、叔父様。事実だけを、証言してください」
午。
私たちは総受付を通し、コンプライアンス統括と事部の待つ、最階の特別応接へとを踏み入れた。
な革張りのソファ。迎えた事部と法務担当役員は、私たちの持参した証拠資料の束――民票偽造の証跡、通帳の横領履歴、管理会社への確認録音、そして親族への脅迫音声――を検分するにつれ、額から滝のようなや汗を流していった。
「……信じられない。課代理の林が、このような犯罪為を……」
事部のペンの先が、りで震えていた。
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「玲子様。貴女様の勤務先である物流会社様からも、今朝番で正式な抗議文が届いております。……が社の管理体制の備を含め、よりお詫び申しげます」
「形式な謝罪は結構です」
私は背筋を伸ばし、徹に告げた。
「今すぐ、林正氏をこの部へ呼びしてください。……本を交えた査問ので、すべての事実を突きつけ、正式な処分をしていただきます」
事部が内線話を取りげ、く指示をばした。
『――営業第課の林課代理を、至急、本館階の特別応接へさせろ。至急だ』
分。
廊から、慌ただしい音がづいてきた。
ノックの音が鳴り、ドアがく。
「失礼します! 事部、急な呼びしとは体――」
息を切らし、ネクタイを直しながら入ってきた正の線が。
ソファに並んで座る、私、母親の幸恵、そして剛叔父の姿を捉えた瞬。
ガタガタと、彼の膝が音をてて震え始めた。
顔面からは瞬に血の気が引き、持っていたビジネスバッグが、ドサリと絨毯のへ滑り落ちた。
「……さあ、林正さん」
私はややかに微笑み、テーブルのに置かれた緑の――婚届を、指先でトンと叩いた。
「あなたのついた【完璧な嘘】の清算を、始めましょうか」