"息子が私を認知症にした日" 第20話
売らない
産会社からは千百万円の買い取り提案が来た。
売ればできる。だが私は、すぐには決めなかった。
陶芸教でりった歳の佳代が、娘夫婦と揉めてなまいを探していると聞いた。暴力ではないが、を計へ入れるよう迫られ、断ると孫に会わせないと言われていた。
私は駅のの階を、自分と同代の女性が、かを置ける部にできないか考えた。ただし善だけでをまわせる怖さは、もうっている。
社会福祉士、政士、隣民へ相談し、営利の施設ではなく、定期賃貸借によるさな期宅としてえることにした。利用者の選定や緊急対応は域団体と連携し、私で抱えない。
改修費は自分の預から限を決めた。直の会社には頼まなかった。本が紹介した別の業者社から相見積もりを取り、事内容を写真で記録した。
織は驚いた。
「売って旅でもすればいいのに」
「旅もするわ。でも族かられて考える週が必なもいるでしょう」
「またを助けて、利用されない?」
「だから契約を作る。助けることと、無防備になることは別」
佳代が最初の入居者になった。彼女は娘と絶縁するためではなく、自分の額、事負担、今の居を理するために週滞した。
は誰かを追いした証拠から、誰かが急いで答えをさないための所へ変わり始めた。
だが設の記事が域へ載ると、直から抗議が来た。
《族を悪者にして商売するのか》
私は返信しなかった。
代わりに、美咲から学の格通の写真が届いた。