"30万円を止めた日" 第3話
「今回は、婚を考えているという段階ですか」
「いいえ」
私は首を振った。
「婚する提で、何を準備すべきか教えてください」
先は私の顔を見た。
「分かりました。ではではなく、事実から理しましょう」
まず族カード。
利用止済み。
利用細保済み。
次に会社。
浩司は役員でも従業員でも株主でもない。
会社座や業務システムに触れる権限はない。
佳奈へ依頼した対応で分だと言われた。
「自宅マンションは?」
「結婚に私が買いました。ローンも結婚にほぼ返しています」
「権利関係は確認します。ただし、現ご主が活の本拠として使っている以、所者だからといって突然荷物を捨てたり、今で閉めしたりするのは避けましょう。そこは順を踏みます」
「分かっています」
私は原素材のような復讐劇をしたいわけではない。
法に危ういことをして、逆に付け入る隙を与えるつもりもなかった。
「もうつ、義母への送があります」
「額は?」
「毎万円。ほどです」
田先のペンが止まった。
「百万円ですか」
「はい」
「何の名目です?」
「活費。だけではりないと夫に言われました」
「義母さんとのに扶養契約や借用契約は?」
「ありません」
「では今の送を止めること自体について、なくとも契約の継続義務があるわけではなさそうです。
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ただ、これまで何に使われたかは確認した方がいいですね」
私はネットバンキングをいた。
毎。
万円。
振込先は静名義。
。
単純計算で千百万円。
その数字を見た、初めて自分でもし眩暈がした。
「こんなに……」
「毎だと覚が麻痺します」
田先が言った。
その直、佳奈からメッセージが来た。
《社、し気になることがあります。浩司さんが今会社へ来ました》
私は画面を見つめた。
《社は期入院になる。自分が夫なので、当面の会社判断は自分を通すように、と受付で言っています》
さらに続く。
《社の役員報酬の振込先を変えられないか、と経理にも聞いていました》
血の気が引くようなりではない。
背筋にたいものがった。
私がぬかもしれない術をした。
夫が初めて向かったのは病院ではなく、私の会社だった。
「先」
私は田先へ画面を見せた。
彼は黙って最まで読んだ。
「会社に関しては、めに正式通をしましょう。社本以からの指示は受けないこと。それと、ご主が何を目にしているのか確認した方がよさそうです」
その、もう件メールが届いた。
差はらない産会社だった。
件名には、
《御所物件の査定依頼について確認》
とある。
本文を読んだ瞬、私は言葉を失った。
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《先、配偶者様より、御崎様所のマンションについて売却査定のご相談を頂戴しました。所者ご本様のご向確認が必なため、ご連絡しております》
夫は会社だけではなかった。
私がけないに、自宅までかそうとしていた。
産会社へ話すると、担当者はかなり慎な調で説した。
浩司が査定相談をしたのは、私が倒れた翌だった。
つまり私はまだ集治療にいた。
「ご主様からは、奥様が期療養に入るため、今の資産理を検討していると伺いました」
「資産理?」
「はい。ただし所者様が奥様ご本でしたので、当然こちらでは査定資料の提示以のことはできません。売却契約等は切めておりません」
そこは当然だった。
けれど問題は、浩司が何を話していたかだ。
「夫は、売却の予定まで話していましたか」
担当者がし迷った。
「個なお話ですので、どこまで申しげてよいか……」
「私が所者です。夫から売却権限を与えたこともありません」
「でしたら申しげます。ご主様は、売却はお母様とでめる別の物件へ移る能性があると。ただ、そののお話では『妻がく戻れなければ、自分と母のでむことになる』ともお話しされていました」
私は何も言えなかった。
術まで、浩司は私にそんな話を度もしていない。
むしろ「退院したらでゆっくりすればいい」と言っていた。
どこにもかないの調だった。