"廃屋を買った兄妹と、床下に眠る父の秘密" 第7話
今度は県警の担当者も現へ来た。
くのには防犯カメラがない。
だが千代のには、に万引き対策で設置した型カメラがあった。
夜分。
台のい軽ワゴンが坂をがる。
分。
同じが戻る。
ナンバーの部が読めた。
そのは、副社と関係する備会社名義だった。
空は映像を見ても、もう驚かなかった。
相が証拠を消そうとしている。
ならばこちらは、消そうとしたまで証拠にする。
瀬は全のため県警が用した所へ移った。
空と陽斗もに保護施設へ入る選択肢を提示された。
しかし空は潮見を完全にはれなかった。
「そのものが証拠になるかもしれません」
倉田も同した。
の夜事。
。
隠し収納。
会社の名札。
このは、会社側が使っていた所だ。
捜索が入ると、壁の裏から古い配線が見つかった。
さらに押し入れの井には、撤された監カメラの台座。
からは複数の指紋。
そのに、圭介の指紋もあった。
「ここへ来たことがない、は通らなくなる」
倉田が言った。
だが番きな証拠はまだりない。
父の事故を指示した物が誰なのか。
健はを受け取った。
備会社はを受けた。
はへ入りしていた。
線はつながり始めている。
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しかし最の点が欠けていた。
その頃、父の茶い封筒の枚目から、空はまだを理解できていなかった数字を見つけた。
《8/17 23:40 港湾倉庫B-4》
事故の。
父は夜に、港の倉庫へっている。
倉田が瀬へ見せると、瀬の表が変わった。
「B-4……」
「何ですか」
「俺が監査資料をコピーしていた倉庫だ」
「父もそこへ?」
「分、俺を探しに来た」
そして瀬は、さらにいした。
「倉庫には古い入退記録装置があった」
もしデータが残っていれば。
父が最に誰と会ったのか分かる。
港湾倉庫B-4は、現ほとんど使われていなかった。
会社側は「設備更のため閉鎖」と説していたが、県警が令状を取り、内部を調べた。入退システム自体はしいものへ交換されていたものの、旧装置のバックアップ用ハードディスクが管理に残っていた。
事故。
午分。
佐倉輔。
カード入記録。
午分。
佐倉健。
来訪者用カード。
午分。
圭介。
管理者カード。
が同じ帯に同じ倉庫へいた。
健はこれまで、父と最に会ったのは事故の週だと警察へ話していた。
嘘だった。
さらに倉庫の古い防犯カメラデータが部復元された。
画質は悪い。
音声もない。
しかし父と健が言い争い、その、が現れる姿が映っていた。
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「どうしておじさんが」
空は画面を見ながら呟いた。
瀬が答えた。
「輔さんは、健さんがミナト企画と関係していることに気づいたんじゃないか」
父のメモをもう度見直す。
数字の脇にさく、
《K》
とかれている箇所がいくつかある。
健。
空はずっと名か担当者の略号だとっていた。
実際には叔父のことだった能性がい。
健は会社のではない。
だが借を抱え、が作った架空会社の名義貸しや現受け取りに使われていた。
父は弟が犯罪へ関わっているとった。
それでもすぐ警察へ突きさなかった。
まず話そうとした。
港の倉庫へ呼びした。
「お父さんらしい」
空はさく言った。
最まで弟を見捨てられなかった。
その優しさが、また利用された。
県警は健を任で呼びした。
最初は全面否定。
だが入退記録を見せられると、「兄に呼ばれただけ」と変えた。
百万円については「から借りた」。
何のために?
「事業資」
借用は?
ない。
返済記録は?
ない。
説は崩れていった。
それでも父のへの細を指示したとは認めない。
も同じだった。
備会社へ払った万千円は「別件の両修理」。
父のを触った証拠はない。
そこでわぬ物が現れた。
備会社の元従業員だった。
ニュースで会社名がたことをり、弁護士を通じて県警へ連絡した。
事故夜。
司から台の乗用へ細をするよう命じられた。
「ブレーキが完全に効かなくなるようにしろ」