2023年10月16日、東京地裁は「NHKから国民を守る党」党首・立花孝志氏が東京新聞の記者・望月衣塑子氏に対して行った名誉毀損訴訟を棄却しました。望月氏は、兵庫県の元議員・竹内英明氏が自殺した翌日に行ったSNS投稿で、立花氏の言動が誹謗中傷を助長し悲劇を引き起こしたと指摘。しかし、裁判所はその投稿が公共性と公益性を備え、名誉毀損には当たらないと判断しました。
判決後、望月氏は、誹謗中傷やデマの危険性と抗う必要性を強調しました。立花氏は他にも名誉毀損で訴訟を提起していましたが、いくつかは請求を放棄しています。

今回の判決は、SNSにおける情報発信の責任について考えさせられる内容です。社会の一部で誹謗中傷が蔓延する中、メディアや個人が誤った情報に基づき道を誤る可能性があります。しかし、自身の名誉を守るための訴訟が却下されたことは、根拠のない主張や情報の軽蔑に対する警鐘になります。誤情報が広まることを防ぐ責任はすべての情報発信者にあります。特に公人や影響力のある人物は、発言や行動が社会に与える影響を深く理解しなければなりません。

これからの課題として、情報発信者に対してのより厳しい監視制度の導入や、SNSプラットフォーム全体の情報の監視機構の強化が必要です。また、教育現場でのメディアリテラシーの向上や、法的枠組みの見直しを通じて、より健全な情報環境を構築することが求められます。情報の質を高めることで、誤解や偏見による不幸な出来事を防ぎ、公正な社会を目指していくことが重要です。社会全体で真実を追求し、慎重で誠実な情報発信がされる環境を整えることが、今後の最も必要な対応策でしょう。
ネットからのコメント
1、斎藤氏側は通報された立場にもかかわらず、通報者を捜しだして処分している。この時点でアウト。内容の真偽、陰謀云々を調査し処分をするのは第三者の仕事だろう。これは典型的な全体主義のやり口だといえる。兵庫県知事選挙は、斎藤氏と稲村氏の差が僅か13万票だったことを考慮すると、立花氏の「与太話」がなければ反対の結果がででいた可能性も考えられる。 当選する気もないのに、自分が目立ちたい一心ではた迷惑なことをしたものだ。
2、この裁判は単に望月記者が勝ったということではなく、立花氏の二馬力選挙での数々の発言そのものの裏付け(証拠)が示されていないことも認定した点が素晴らしい。
中には警察が直接、異例ながら立花氏のデマを否定している。同じロジックなら、立花氏がもう1名、同様の理由で刑事告訴している方についても、立花氏の敗訴だろう。(詳細は石森弁護士が色んなチャンネルで解説されています)これで裁判所が立花氏のデマや陰謀論を広めて、竹内氏への誹謗中傷が煽られたことを公式認定した。そして、竹内氏が誹謗中傷を苦にして自ら命を絶ったと表現することも、当然想定でき、意見、論評の範囲内だとした。これは画期的であり、一気に斎藤信者や立花信者の言説を否定できる。立花氏は元々、警察相手だろうがペラペラ喋る。斎藤知事に関しても、何か証言して、二馬力選挙の全体像が明らかになってほしい。あんなインチキ選挙は正しい民意ではない。
3、石森弁護士の言う通りだと思う。 立花は言うまでもないが、その誹謗中傷を拡散する人間も罰して、二度と繰り返さないようにすることが絶対に必要。 兵庫県知事選では、立花だけでなくインフルエンサー、YouTuber、N国党員、斎藤信者が見境なく誹謗中傷とデマを流した。ここに名前が上がっている被害者は氷山の一角でしかない。
誹謗中傷やデマはSNSやYouTubeで広がり、驚くほど多くの人がそれを信じた。マスコミは沈黙し、非難する声は圧殺された。 立花は逮捕・起訴された。その言動はすでに裁判で何度も虚偽と認定されている。それでも、まだ誹謗中傷をやめない人間がいる。許されていいわけがない。
4、立花は奥谷県議や小西議員に対して名誉毀損等で訴訟を起こしましたね。然し、いずれも敵前逃亡である放棄と言う結論。下手に裁判で自分の行いの違法性を確定されたら堪らないと言う事でしょう。そして受けて立たれるとは思って無かった。つまり喧嘩を売る相手を間違えた訳だ。そして本件。望月氏を完全にナメてましたね。だいたい彼女の指摘は『どストライク』ですもの。立花戦術たる方法。生贄を立てて噓で誹謗中傷。自分は広報にSNSを使うから既存メディアをオールドメディアとして叩く。その上で、自分の主観を真実と見せかけSNSで発信。それを信じた視聴者も一緒になって誹謗中傷。望月氏はそのまま指摘してますよ。大事なのは、立花以外の須田、高橋洋一らの噓発信者や、一緒になって誹謗中傷を続けた視聴者も罰する事ですよ。
こう言う自浄作用を外部が行い、漸く日本のネットメディアは成熟するんじゃないかな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/aae61b18a6ed70d19a1095f75ebef26e1ec06115,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]