高市早苗首相は、17日に臨時国会の閉幕を受けて首相官邸で会見を行った。台湾に関する発言で中国が反発し、日本への渡航自粛による観光業への影響が懸念されている中、質問が飛び交った。首脳会談の可能性については、中国側の反応を理解しつつも意見交換が重要であるとし、様々なレベルでの日中対話にオープン姿勢を示した。一方で観光業については、日本人の国内旅行が活発化していることを歓迎し、多様な国々からの観光客誘致に力を入れる考えを示した。

高市首相の発言は、観光業への中国からの影響を笑顔で和らげようとする意図が見られるが、問題の本質を突く必要がある。まず、中国との緊張が日本の観光業に影響を与える現状は異常であり、迅速な改善策が必要だ。さらに、日本の観光業が特定の国に過度に依存する状況は、長期的なリスクを孕んでおり、多様化が必要である。具体策として、1)観光客の多様性を促進するための国際的なプロモーションの強化、2)国内旅行の更なる活発化を図るための政策の充実、3)新しい市場を開拓するための政府間協力の促進が挙げられる。これらの解決策は、日本の観光業をより強固で持続可能なものにするだろう。高市首相の声明が、単なる笑顔での現状維持を超えた実際の行動に移されることを期待したい。

ネットからのコメント

1、高市首相が中国人観光客が来ない件について、多くの日本人が国内旅行すると聞いてます、大切です、多様な国の方に来ていただくことに注力しますとのことで、やはりこの姿勢が大事ですよね。

一つだけの国へ依存することを止めること。これを実現するきっかけとなったのではないでしょうか？

2、コロナ禍以降、インバウンドでたくさんの外国人観光客を見掛けました。　自分も観光地のすぐそばに住んでいて、たくさんの中国人観光客が来ていました。　ただ、中国人観光客がマナー、モラルを乱していたのも確かです。本当に無茶苦茶でした。　多少観光客が減るかもしれませんが、自分は今こそ日本人の国内旅行を中心に活性化させていく方向に進める方が良いと思います。

3、まさにその通りですね。今あちらでは日本への渡航自粛キャンペーンをしてるみたいですが、旧正月もあるみたいなので3月くらいまで日本への渡航自粛した方が良いかと。あとついでにその後日本はGWもあるし、お盆もあるので、その繰り返しでお願いしたいです。

4、日本人気が世界的に拡大した結果、オーバーツーリズムの問題で、京都など日本各地の観光地が外国人観光客などで賑わっている反面、地元の方々の日常生活へのリスクが出ています。日本人もオーバーツーリズムの観光地を敬遠する傾向がありました。

中国人の自粛規制が拡大し中国人観光客が来なくなれば、オーバーツーリズムもそれなりに緩和される可能性もあります。その結果、旅行と温泉が好きな自分は国内旅行を敬遠していましたが、中国人観光客が減ったのであれば、ゆっくり観光地を観たり、のんびり温泉に入ったりできるので、中国人観光客の自粛規制は大歓迎です。